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CRI、映画「戦国」に出演の日本人俳優・中井貴一さんに独占インタビュー

2011-04-08 17:19:04     cri    

 「戦国」は当初の予定より3日早まった、4月12日に全国公開される予定です。これに先立ち4月6日北京で、映画「戦国」の記者会見と試写会が盛大に行われました。映画に出演した孫紅雷、景甜、金喜善、呉鎮宇、中井貴一など中日韓のスター16名が顔を揃えました。

 記者会見の現場では、有名な作家、賈平凹氏が「戦国」の二文字を自らの手で書き記した貴重な額が贈呈されましたが、これには映画の大ヒット祈願が込められています。

 映画「戦国」は今のところ、日本で公開する予定はありませんが、中井さんはCRIの独占インタビューに応じ、中国での撮影の様子について話してくれました。

――中国で撮影する楽しさは何ですか?

 やはり何と言っても、広大な土地があって、日本ではありえない360度カメラができることですね。日本だと、なるべく電信柱や何もないところをカメラが狙って行くんですけれど、中国では都心から離れたところに行くと、すぐ自由に撮影ができるところが大きな魅力です。

 僕たちはやらなきゃいけない仕事というのはアメリカ風にハリウッドを目指すよりも、アジアが共同体になってハリウッドと対抗する映画を作っていくと言うことが大事だと思っています。

 日本にはハリウッドに侵されていない日本の邦画という映画界があって、そこにある日本の技術と中国という大きな大陸と、そして韓国という映画文化をとても大事にしてる国と、3つの国が協力し合って、映画を作っていくべきです。そのファクトリーとなるのは中国だと思っています

 中国に来て撮影をさせてもらうのは今回が3回目です。それも私の場合は日本のスタッフを連れてくるのではなく、なるべく中国の映画に出演すること、単身で中国に来ることをとても大事にしています。やはり中国のことを理解するためには、日本からギャランティーもらってはいけません。中国の外貨を稼ぐと言うことが、一番その国のことを理解できるような気がしています。

 私は中国で仕事をしているんですけど、日本で報道されるのはすごく反日感情が強調したものが多いんです。今の中国は本当にすばらしいです。何でもできますし、この間の震災でも、中国の友達から「大丈夫ですか?」というメールや「地震の間こっち来ませんか」という連絡をもらったり、私にとっては「とても近い国になったな」と思っています。

――日本での公開は未定ですが、日本のファンたちにこの映画について一言お願いします。

 今回私が出演した「戦国」という映画は中国の時代劇です。私は齊の国の王様をやらせてもらいました。僕はとても幸せだったのが、知っている限り、日本人で中国の齊の王様の格好をした俳優さんはまだいないことです。

 それを僕がやらせてもらったということはとても幸せで、撮影中に王様に扮装してる時、「また一つの夢が叶った」と感じました。

 この映画は今、中国全土と北米での公開が決まってるんですけど、大ヒットしたら日本でも公開することができるかもしれません。日本でもファンの皆さんにお会いできたらうれしいと思います。(取材・写真:Sui 撮影:大野 映像編集:路カン)

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