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日本人スタッフのつぶやき254―人民大会堂見学記

2013-06-26 15:19:52     cri    

 今日、人民大会堂を見学してきました。CRIの外国人記者、専門家を中心におよそ50人が人民大会堂と、ここで行われる「全国人民代表大会」のシステムを学ぶのが目的でした。近くで見る人民大会堂はとにかく大きい!カメラには写りきりませんが左右にそれぞれこの4倍ぐらいの長さがあります。床面積、17万平方メートル、300の部屋と33の会議場。

 これが、日本人にはちょっと間尺に合わないスケールの、人民大会堂の全貌です。

 南の入り口を入って、すぐ去年飾られたばかりの、大きな額がありました。この額は大会堂の中に春夏秋冬の図柄で、合わせて4枚飾られているのですが、これ、なにで描かれていると思います?実は、近づいてよくよく見ると、なんと刺繍なのです!この額を4枚仕上げるのに、いったいどれだけの時間がかかったのだろうかと感心してしまいました。ちなみに、人民大会堂は中華人民共和国の建国10周年を記念して、ボランティアの手で、わずか10カ月で立てられたのだそうです。こちらは逆に、これだけの施設をたった10ヶ月で、よくぞ、立てたものだと感心してしまいます。

 そして、私達がニュースでも、よく目にするのがこの「万人大会堂」です。全国人民代表大会のときには、3000人近くの代表がこの1階席を埋め尽くします。開会式のときには2階に全国政治協商会議の人たちが座り、3回までびっしり座ると1万人。それで、時の国務院総理の周恩来さんが万人大会堂と名づけたそうです。

 さて、この日は、今日から4日間の日程で行われる、第12回全国人民大会常務委員会第3回会議の初日で、私たちは、運よくその会議の模様を見学することができました。この日審議されていたのは、環境維持法の修正案の修正状況の報告などでしたが、一つの法案が成立するまでにはこの常務委員会で、最低3回の審議後、採択されるそうです。

 大会堂がたてられて55年近くがたちますが、議場の進行はハイテク化されて、ご覧のように、パソコンと、押しボタン式の採決機、ステージの左右には大画面があり、議場の進行やデータなどを映すことができるようになっていました。私達は、この後、全国人民代表大会の詳しいシステムを勉強し、質疑応答をしたのですが、詳しい事は来週火曜日のハイウエイ北京3時間目の「イロハのチャイナ」で紹介します。どうぞ、お聞きください。 (記 志摩)

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