先日、CRIの食堂に行ったら、「蓋飯」コーナーに「咖喱猪扒」というメニューがありました。
「蓋飯」は日本で言えば丼のようなもので、ご飯に料理をぶっかけたものです。「咖喱」はカレー、「猪」はブタ肉ですから(「扒」はよく分かりません)、ポークカレーの類いだろうと思って頼んでみたら、何とカツカレーでした。
もっとも日本のよりかなり薄っぺらなカツで、カレーも辛さより塩味が立っていますが、でも全体的には立派なカツカレーで、まあ許容の範囲でした。
CRIの食堂では、このカツカレーは定番メニューになっていて、ちょくちょく出てきますが、まだ一般の家庭にはカレーは入っていないようです。スーパーではレトルトのカレーやカレールーも売っていますが、あまり売れているようには見えません。
日本のCoCo壱番屋が上海には10店以上あるのに北京にはまだ3店しかなく、それもすべて東側。こちら西側では、CRIの食堂以外では、カレー文化はまだまだ根付いていないようです。(大野清司)
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