先日、番組の取材で北京の老舗の漢方薬店に行く機会がありました。そこは、ベテランの漢方医もいて、問診をしてくれた上でその人の症状にあった、漢方薬を処方してくれるという事でした。私も、北京に来てから、咳や頭痛が慢性的にあり、西洋薬を飲んでも、なかなか症状が改善せず、悩んでいたところでしたので、「物は試し！」「一石二鳥！」と、取材をかねて、漢方医の診断を受けました。診察はどんな症状があるかという問診と、脈を測り、舌の色を見て、全体の体調を判断するもので、基本的な体質、体調を改善していくための漢方薬を処方もらいました。この薬局では、家で、煎じて飲むのが難しい人のために、薬局で煎じてもらい真空パックにして持ち帰ることができます。

　それが、このパックです。私のは14種類の漢方薬がブレンドされた物のようでした。保存は冷蔵庫で、飲むときは「熱燗」ぐらいに温めてという事でしたが・・・・

　ご覧のように、いかにも、漢方薬らしい、濃い色で、さぞや飲みにくいのではと思ったのですが、飲んでみると、以外に臭みも、なく「いける！」という感じで、処方してもらった2週間分を朝晩、お茶代わりに現在「愛飲」しています。

　で、効果ですが、飲んで2日目ぐらいで頭痛が改善されました。それ以外は、正直、よくわかりません。でも、体質の改善には1か月ぐらいかかるという事なので、気長に飲んでみようかなと、「熱燗」の漢方薬をすすりながら考える、今日この頃です。（志摩）