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日本人スタッフのつぶやき130―「中国の人って?」

2012-03-05 10:09:00     cri    

 中国生活5ヶ月目を迎えた志摩です。

 今回は、私の体験の中で感じた中国の人のスケッチです。

 好奇心 

 中国の人は好奇心が旺盛です。スーパーで買い物をしているとかごの中を覗き込んで『それ、どこで売ってたの?』と聞かれることがよくあります(中国語は分かりませんが、多分そう言っているのです)。春節前のある日、私はスーパーで大きな冷凍えびのパックを買って、かごに入れていました。するとレジに行くまでに何回もどこで買ったのかと聞かれました。「人のかごの中を何でそんなによく見ているんだ!?」と半ばあきれながらレジに並んでいると、私の前のおじいさん、しばらくかごをじっと見つめていましたが、やおら手を伸ばしてかごの中の海老の袋を取り上げ、目の高さに持ち上げてタテにしたりヨコにしたり、しげしげと見入っていました。そして、何事もなかったかのように、おもむろに私のかごの中に返したのです。その悠然とした態度に私は、もしかしてこの人は,

 中国に渡ってきた水戸黄門様ではないかと、思わずひれ伏しそうになってしまいました。『ハァッ、ハァ~』

 外国人大好き

 北京の人は、外国人が大好きです。これは日本語部の中国人スタッフの皆さんもそういうので、そうなのだと思います。タクシーにー乗っても、この運転手さん怒ってるのかな~

 (会話ができないので、余計そう思えるのです)と思っていると、降りるときになると

 急ににっこり笑って(それが、ほんとに人懐っこい笑顔なのです)再見!バイバイ!などと手を振ってくれます。日中問題などの報道と普段の付き合いから感じる落差にちょっと驚いてしまいます。

 マイペース

 前に「私のワンダーランド」というタイトルで近くの彫刻公園での中国人の様々な趣味の活動の様子を紹介しましたが、見ていると、本当にマイペース。様々な運動器具も、「普通これはこう使うというのがあるだろう!」と思うのですが、実に予想外の使い方を平然とやっています。私は月間パス(1回10元のところが使い放題で15元)で、毎朝公園を通っているのですが、さすがに4ヶ月近く毎日見ていると『マイペースの塊のような私のワンダーランド』も感激が薄くなってきました。そこで助詞をひとつ変えてみることにしました。『私もワンダーランド』

 そうです。ワンダーランドの仲間入りをしたのです。といっても、中国人の中に飛び込む勇気はまだないので、公園で一人カラオケを始めました。ヘッドホンから聞こえてくる歌に合わせて、大きな声で歌を歌うだけですが、だんだん調子に乗って体が動いてきます。青空。上空には鳥の形のタコ。こんなシチュエーションで、『かもめはかもめ』や『この空を飛べたら』なんかを歌っていると、まるで紅白の舞台に立ったような気分になります。で、誰も、見向きもしません。私も、地元の人も仲良くマイペース。「いいな~、中国って!」

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