少しずつ春めいてきた北京です。厳しい冬が終わり希望の春がすぐそこまで近づいています。北京の冬は極寒であり、更に極乾(すごく乾燥している)です。体の乾燥を防ぐために様々な方法がありますが、肺を潤すといわれる梨を食べるのもいいそうです。
梨は日本では秋の果物とされていますが、北京ではほぼ一年中食べることができます。放送局の食堂でもデザートとしてしょっちゅう梨がついてきます。
その梨をみんな、美味しそうに皮ごとまるかじりしているのですが、、、。
え?まるかじり、、、?
私は躊躇してしまって、いつも戴いていません。
というのも、淑女が、いや熟女?が梨を丸かじりなんてなんだか、はしたないじゃないですか!ま、文化の違いですね。日本なら、もし職場で果物をまるかじりしている女性がいたら、後ろ指さされること間違いなし!ですよね。
私が、まるかじりを躊躇するもう一つの理由は、農薬の問題です。皮ごと食べるということは、農薬を沢山摂取することにつながるのではないかと懸念しているからです。
20代半ばの同僚にそのことを聞いてみると彼女の答えは
「皮に栄養があるんじゃないですか!」とのことでした。
んー、体にいいんだか、悪いんだか。
色々と悩みながら、結局は梨に手をつけない私を見て、Kアナ(男性)が
「食べないんですか?」と聞いてきました。
私「ええ、、、皮をむいてくれる人がいないので」と、お姫様回答をしたところ、オフィスに戻ってからわざわざ皮をむいた梨をKアナが持ってきてくれたのです。
やはり、中国の男性は女性に優しいですねーー。
その後、皮がむかれた梨をおいしく戴いたのは言うまでもありません。
ええ、勿論、まるかじりで! (丹羽麻衣子)
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