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<コレ若>第九弾(4)「藤間万恵 日本舞踊の会」~踊りがつなぐ師弟の絆~

2011-11-29 16:31:55     cri    

 「歴代の文化交流使の先生の行き先を拝見いたしますと、圧倒的に欧米が多いんですね。中国、韓国という方もいないではありませんが、非常に少ない。その二国を比較いたしますと、まだ韓国の方が交流がありまして、中国と言うと皆無に等しいんですね。私たちの芸能…特に伝統芸能と言うのは、元をたどっていくと中国がルーツのものが多いのですが、それなのにあまりに交流がないというのはちょっと残念な感じがしましたし、地理的に近いですから、交流使の期間だけでなくそれが終わっても交流を続けていけるのではないかと思いました」。

 そう、藤間先生が中国を選んだ理由は、文化交流使として自らが撒く種が、明日へ明日へと広がっていく場所、つまり、明日へつながる場所が中国だったからなのです。

 それから半年間の語学留学を経て、文化交流使としての活動が始まりました。

 そして日本舞踊の講座を開く中で出会ったのが、第三回でご紹介した楊一帆さんを始めとする中国人の学生たち。

 「私も中国人の方に日本舞踊を踊っていただけるとは、まして舞台、公演としてやらせていただけるとは全く思っておりませんでした。私の日本舞踊普及の講座のお手伝いをしていただくことから始まったのですが、みるみるうちに皆さんが上手になってきまして、これはちょっと学校の教室を回ってるだけではもったいないくらいのレベルになってしまったものですから、こういうこと(公演を行うこと)を思いついたわけです」。

 藤間先生は文化交流使の活動期間中、中国各地で講座を開き舞踊を披露してきたそうですが、楊一帆さんはその講座に同行し、共に踊るほどにまで成長したそうです。

 しかし、ところ変われば人も変わります。

 中国で指導する際に何か日本との違いを感じたことは無かったのでしょうか?

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