季節外れの赤鼻
氷と小籠包、一体何が?
昨日、あるやや高級な上海料理店で食事をしていたときのこと。
いろいろ美味しい料理を堪能した後、最後に、主食として上海名物の小籠包が出てきました。意地汚い私は、早速、がぶりとかぶりついたのですが、小籠包は熱い汁が飛び出るから要注意!ということをすっかり忘れていました。何度も口の中がやけどしそうになったのに、またもや熱っ! 後悔先に立たずとはこのことで、でも、いつもと違ったのは、熱かったのが鼻の頭だと言うことです。
いつもなら囓った部分が破れて口の中に汁が出て熱っ!となるのに、この店の小籠包は皮が厚くて破れず、その圧力でてっぺんの隙間からぴゅっと汁が飛び出たのです。
憎っくき小籠包!
久々の粗相に最初は大丈夫です…と言ってたのですが、やがてヒリヒリ痛み出し、恥を忍んで店員さんに氷をもらい、鼻の頭に氷を当ててずっと冷やしていました。
「中国で小籠包を食べて数十年、何度もやけどしそうになったけど、鼻の頭は初めてですよ。ワハハ」
と、やけ気味に言うと、たまたま同席していた、あの"つぶやき仕掛け人"、日本語部長の傅頴さん。すぐさま
「大野さん、つぶやきの材料が出来て良かったじゃないですか」
これぐらいじゃないと、部長はつとまらないんでしょうね。
でも、ホントに熱かった! 鼻の頭に小籠包の汁がかかった人は、そう多くないと思うので、なかなか分かってもらえないと思いますが、同席していた若い同僚は、今日、私の顔を見ると「ホントに熱かったんですね。鼻が赤くなってますよ」と同情してくれました。自分で写真に撮って見たら、赤く腫れています。実は、ここで使おうと思って撮った写真ですが、あまりにみっともないので、お蔵入りにしました。それにしても、赤鼻の何とかはクリスマスだけにして欲しいものです。(大野清司)
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