会員登録

日本人スタッフのつぶやき37

2011-05-13 14:39:14     cri    

風薫る五月は真夏の入り口

 昨日は、まさに風薫る五月にふさわしい気持ちの良い一日でした。暑くもなく寒くもなく、心地よい風がほほをなで、太陽の光を浴びた緑が本当にきれいでした。北京では珍しいそんな気候を味わいながら、でも、こんな天気も一瞬で、すぐに夏だなあと思っていました。

 去年、出演した番組で、北京は5月19日から夏になったという話しがありました。「夏になったってどういうこと?」と相方に聞きますと、北京では25度以上の日が5日間続くと、気象台が「夏入り宣言」をする、その基準で5月19日から夏に入ったと言われました。

 その時、わざわざ夏入りを宣言するなんて面白いと思ったのですが、確かに、北京は日本と違って梅雨がありませんから、4月になって春になり、そのままダラダラ暑くなっていき、気がついたら夏になっているという感じです。それでは、何か困る、春なのか夏なのか決まらないと落ち着かないというのが人間で、そこで、気象台が夏入り宣言をするということなのかもしれません。

 

 昔は、二十四節季の立夏(5月6日前後)から立秋(8月7日前後)までが夏とされたと言います。日本にいたとき、天気予報の話題で、立夏を迎えた日に「暦の上では今日から夏ですが、まだ肌寒い日が続いて言います」とか言われたように、二十四節季は日本の気候とはちょっとずれています。でも、北京で暮らしていると、ほぼ実感にあっているように感じます。

 今年は4月14日に30度を超えたというので話題になっていました。4月中旬に30度を超えたのは、1951年以来だと報道されていましたが、その後、ちょっと落ち着き、最近は気持ちの良い天気が続いています。でも、多分、それもごくわずかで、いずれすぐに真夏日になり夏入り宣言が出されることになるでしょう。そろそろ、半袖のシャツを準備しようと思っています。(大野清司)

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS