5月5日、日本の有名な歌舞伎俳優、坂東玉三郎（61才）の演じる昆劇（こんげき）『牡丹亭』が北京国立大劇場で上演されました。今回の公演は、昆劇がユネスコの「人類の口承及び無形遺産の傑作」に登録されて10周年の記念イベントとして行われました。

　「梅派」京劇の創始者である梅蘭芳氏の息子、中国梅蘭芳京劇団団長の梅葆玖さん（71才）は記念イベントに出席し、日中伝統文化についてCRIの取材を受けました。

　梅葆玖さんは、「私と坂東さんは何回も共演を行なった。坂東さんは楊玉環役を演じたことがあるし、私もその役を演じたことがある。それは中日両国の伝統文化が繋がっているからである。今後機会があれば、是非同じ舞台に立ちたい。これから両国の伝統的な芸術を振興させるため、共に頑張って行きたいと思う」と語りました。

　日中バージョン『牡丹亭』のプロデューサーによりますと、初公演から3年、日本の京都、中国の北京、上海と香港などで68回の公演を行い、大人気作品となっています。（路晗）