これからの中日交流を支える若者たち 第五弾
「これからの中日交流を支える若者たち」第五弾、第四回は舞台「珈琲店的太太(コーヒー店の奥さん)」の演出を手がけた雨晴義郎氏をクローズアップする予定でしたが、明日5月18日放送予定のラジオの収録に駆けつけられなかった主演の倉重拓さんよりお話をお寄せいただきましたので、今週は予定を変更して倉重拓さんをクローズアップします。
第四回 クローズアップ:主演の倉重拓さん
初代シンジと二代目シンジ。
初演の時のシンジ役黒木真二くんは非常に面倒見が良く、
何度も稽古場に足を運んでくれて二代目シンジのアクション指導をしてくれた。
『咖啡店的太太』で主役のシンジ役をやらせて頂いた倉重拓と申します。見に来て下さった皆様のお陰で公演も無事に終わり、通常の生活に戻ってそろそろ一カ月になります。改めて思い返してみると、不思議なことにもう遠い昔の話のような気もします。
北京に来てそろそろ3年になりますが、現在は以前の仕事と関係のない文学研究を清華大学でやっています。
それでは、今まで全く演劇と縁のなかった僕がここまでに至った簡単な経緯などについて少々。前回の公演に出演していた友人から今回の話がきたときには、小学校の学芸会で『西遊記』のガラガラ蛇をやったことぐらいしかないど素人の自分には無理だなあと正直戸惑いました。しかし文学作品への理解を深めていくには舞台の世界を知っておきたいという欲も確かにありましたし、なによりこんな話ふつうは回ってこないだろう、北京マジック恐るべしということでビビリながらも決意を固めたのであります。
台本が、紙の時代からデータの時代に。
倉重くんの愛用 iPad に入れられた台本は、
演出家の意向で台詞が変わるときなど非常に便利、その場で書き直せる。
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