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日本人スタッフのつぶやき28

2011-05-03 10:09:42     cri    

薬屋さんで質問攻め

 出張から帰って、風邪をひきました。

 中国へ来て6年、風邪をひいたぐらいでは病院には行きませんが、薬局はよく利用します。

 来た当初の頃のことを思い出します。その頃は

 薬局へ入るのもおそるおそるでした。

 まず、薬局に入ると、あたりを見る間もなく、

 「何をお探し?」と声をかけられます。

 この辺りも語学能力が乏しいとびくびくするもんです。

 あらかじめ辞書で調べておいたフレーズで「風邪薬をください」というと、

 「漢方薬、それとも西洋医学の薬?」との質問が。

 思ってもみなかった質問が飛んできました。

 ただでさえ、風邪でボーっとしている頭の中がこんがらがってきます。

 (しかし、このあたりがさすが漢方の国、中国ですね。

 ちなみに私はいつも漢方薬を選びます。)

 そんな私に更なる試練が続きます。

 「どんな風邪?冷えの風、熱の風邪?」と店員。

 「どんな風邪って言われても・・・」としどろもどろでいると、

 次々と質問が

 「熱は?」

 「のどが痛い?」

 「悪寒はある?」

 なんでも漢方では、寒さと結びつく風邪と、熱と結びつく風邪の2種類があるそうで、それによって薬も異なるんだそうです。

 とにかく単語をならべたつたない中国語で自分の症状を伝えると、「じゃ、これ」と最も合う薬を出してくれました。

 薬を買えた時はほんと、ホッとしました。

 あの頃より語学が上達したというよりは、語学に頼らない対処法がうまくなってしまった私ですが、漢方薬のおかげで、いつも元気に暮らしてます。(吉野綾子)

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