八宝山に行く?
北京放送は北京の西の郊外、八宝山というところにありますが、昔はタクシーに乗って「八宝山へ」と言うと冗談を言っているのかと思われたそうです。それと言うのも、ここ八宝山には大きな墓地があり、北京の人びとにとって八宝山へ行くということは、墓に入る、つまり亡くなるということだったからです。
夜の北京放送 左側の上から3階目が日本語部オフィス
その八宝山も、最近は東のCBD(首都ビジネス地区)に対抗して、CRD(首都レジャー地区)として急ピッチで再開発が進められています。特に最近は、アニメやゲームの開発基地として多くの企業が誘致されてきていますし、IMAXを含む8スクリーンのあるシネコンやデパート、巨大スーパー、外資系ホテルが軒を連ねる新しい街が出来つつあります。
自宅アパートからの眺め 新旧の住宅とシネコンビルやデパートが見えます
北京放送は、そんな八宝山の地下鉄駅から徒歩3分の一等地にあります。私は、その北京放送からまた徒歩5分のアパートに住んでいますが、周辺の住宅にも、1970年代の4階建て、80年代の6階建て、90年代の20階建て、2000年代の30階建てと、中国の発展がそのまま見て取れます。(大野清司)
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