このほど、日本の小野寺防衛相は「中国軍当局の早期警戒機『運―8』が沖縄本島と宮古島の間を往復して飛行した」と述べましたが、日本メディアは、「これは中国軍用機が初めてこの空域を飛行するものだ」としています。これに対して中国国防省の耿雁生報道官は、「軍用機が西太平洋に赴くのは初めてではない。すでに何度も同海域で訓練を行っている」と述べました。
中国海軍の艦艇5隻が中露合同演習を終えた後に宗谷海峡を通って遠海訓練を行いました。これについてメディアは「中国海軍の艦艇編隊は初めて日本列島を一回りした」と報道しています。また、「中国海軍はいわゆる『第一島鎖』を突破した」と書いてもいます。これを受けて耿雁生報道官は、「中国海軍の艦艇編隊が西太平洋海域での遠海訓練はすでに常態化し、突破の問題などは存在しない。中国海軍の訓練は国際法や国際慣例に符合する。西太平洋の関連海域と海峡で、各国はいずれも航行と飛行の自由と権利を享有する。中国は今後も引き続き西太平洋海域で遠海訓練を行う。関連各方面が客観的、理性的にこれを受け止めるよう希望する」と述べました。
また日本の「防衛白書」が中国は武力で現状を変えようとしていると強調していることについて、耿雁生報道官は、「日本側の言論は事実を歪曲し、事の是非をうやむやにしているが、これは無責任なことだ。日本側は己の誤った行為を深く反省し、その言行に注意し、実際行動によってアジアの隣国と国際社会の信頼を得るべきだ」と指摘しました。(玉華)
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