中国の習近平国家主席は27日午後人民大会堂で、中国を訪れた韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領と会談しました。
席上、双方は、「朝鮮半島の非核化実現を堅持すると共に、北東アジアの平和と安定の維持のために共同で尽力していく」と強調しました。また、互恵共栄の高水準な自由貿易協定の早期締結を呼びかけると共に、戦略的協力パートナー関係の全面的深化で合意しました。
朝鮮半島の非核化について習主席は、「双方は、半島の非核化の実現、半島の平和と安定、対話による問題解決を堅持することで合意した。現在、半島情勢はより良い方向に向かっている。各方面はこの機会を逃さず、六カ国協議の早期再開に向けて共同で努力すべきだ。中国は、南北の関係改善、和解協力の実現、自主的な平和統一の最終的な実現を支持する」と述べました。
朝鮮半島が最近より良い動向を見せていることについて朴大統領は、「中国と戦略的に意思疎通と協力を行い、六カ国協議再開の条件を作りたい。対話と信頼を基盤とした南北の関係改善に尽力したい」という韓国政府の立場を表明しました。
このほか双方は、経済貿易、金融、科学技術、省エネ、海洋科学など多方面にわたる協力文書、経済貿易協力のレベルアップに関する覚書に調印しました。
これについて朴大統領は、「双方は、経済の相互補完性で一致し、経済的な補完性をさらに強化して、両国経済の安定した長期的な発展のために、全面的で高度な経済協力体制の構築を決定した。このような背景の下で両国は多くの覚書に調印し、現在の貿易と投資を中心とした両国の経済協力と紡績を先端分野や情報通信、エネルギー、環境、金融などに拡大することを決定した」と表明しました。
両首脳はまた、互恵共栄の高水準な自由貿易協定を早期に締結し、両国の貿易額を2015年に3000億ドルにするという目標を計画通り実現するよう呼びかけました。これについて世論は、「両国の経済貿易関係の新たな飛躍のための基礎が固まり、両国企業により多くのチャンスがもたらされるだろう」としています。(朱丹陽、大野)
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