中国商務省の崇泉次官は25日、中国とEUの貿易摩擦について、記者の質問に答えました。EUが行っている中国製太陽光発電製品に対する反ダンピングと反補助金の調査に対して、崇泉次官は、「現在、この事件はまだ調査中だ。中国側の各応訴作業は秩序的に進んでいる。中国は終始、EUと協議を通じて紛争を解決する努力を中止したり、放棄したりしない」と述べました。

　崇泉次官は、「今回の中国製太陽光発電製品に対する反ダンピングと反補助金の調査は金額も産業の種類も影響の面から見ても、これまでにないものだ。中国側は如何なる国との貿易摩擦も望んでいない。中国の太陽光発電企業が報復措置を政府に求めたが、中国側はやはり対話と協議を通じて問題を解決するよう努力している。しかし、太陽光発電産業は中国の重大な利益に関わることから、仮にEUがこの製品に対して制限を設け、中国企業の利益を著しく損ねれば、中国政府はあらゆる措置を講じて中国企業の合法的権益を維持する」と述べました。（玉華、中原）　暮らし・経済へ