中国酒造企業協会葡萄酒分会の王祖明事務局長は20日、欧州連合(EU)から輸入するワインに対して反ダンピングと反補助金の調査を行うよう中国商務省に求めていることを明らかにしました。
EUは世界最大のワインの生産地で、世界の生産量の69%を占めています。王事務局長はこれについて「過剰に生産されているワインは低い価格で大量に中国に売り出されている。これには、明らかに中国市場を占拠しようとする狙いがある。また、EUはワインの製造業に多額な補助金を出しており、これによって中国産ワインは販売競争で極めて不利な状況に陥っている」と指摘しました。
王事務局長によりますと、ここ数年、EUからのワインの輸入量は急激に増えており、2008年から2011年までの年平均伸び率は67%以上に上っていることから、ほとんどの中国のワイン製造企業は強い衝撃を受け、経営の実績やシェアの下落が深刻化しています。(鵬) 暮らし・経済へ
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