ASEAN・東南アジア諸国連合の議長国であるカンボジアのホー・ナムホン副首相兼外相は20日、アメリカ、ロシア、中国、フランス、イギリスのカンボジア駐在代表を招き、核保有国のこの5ヶ国が『東南アジア非核兵器地帯条約(バンコク条約)』議定書にいち早く調印するよう希望するとの考えを示しました。
カンボジアのコー コン外務国際協力省報道官はメディアに対して、「ホー・ナムホン外相はこの日、ASEANを代表して、5ヶ国のカンボジア駐在大使または臨時代理大使に『東南アジア非核兵器地帯条約』の関連文書を手渡した。5ヶ国が年内にカンボジアで開かれるASEANサミットの場でこの条約の議定書に調印するよう期待する」と述べました。
コー コン報道官は、「『東南アジア非核兵器地帯条約』議定書に調印する目的は、東南アジアに核兵器のない地域を構築するためだ。同時に、『核拡散防止条約』(NTP)をより良く実行するためでもある。カンボジアは5ヶ国が一日も早くASEANの非核兵器地帯構築について答えるよう希望する」と語りました。
去年11月、5ヶ国の核保有国はASEANと、インドネシアのバリ島で、『東南アジア非核兵器地帯条約』議定書について協議しました。議定書の関連規定に基づいて、5ヶ国は議定書に調印し、批准したことにより、条約締結国に対し核兵器の使用または威嚇を行わない責任を負うということです。(玉華、小野)
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