第14回中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議が18日、インドネシアのバリ島で開かれました。会議は、中国・ASEAN対話関係樹立20周年を記念する共同声明を発表し、「中国とASEAN諸国は、『南海関係各国行動宣言』を確実かつ効果的に実施するために全力を挙げている。また、交渉で一致したことを基礎に、最終的に南海行動準則を策定するため努力していく」と表明しました。
この声明は、「関係各国は、海上安全を強化していくことになる。それには、貿易の自由、航行および海上交通の安全の確保、また、地域の平和、安全、繁栄、相互信頼の強化、そして、武力行使あるいは武力による威嚇をせず、対話と交渉による紛争の平和解決に努めることが含まれる」と述べています。
また、「中国は、ASEAN 政治安全共同体、ASEAN経済共同体、ASEAN社会文化共同体を3つの柱とするASEAN 共同体の2015年までの設立を支持し、密接な協力を行う」とした上で、ASEANの主導によるASEANと中日韓の協力が、引き続き東アジア共同体を設立するという長期的な目標の主要なルートであり、共に関心をよせる戦略、政治、経済問題について幅広い対話と協力を行うと強調しています。(董燕華、大野) 国際・交流へ
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