国連のリン・パスコ政務担当事務次長は19日、安保理の中東問題についての一般討論で「ヨルダン川西岸と東エルサレムのパレスチナ占領区でのイスラエルによる入植地建設活動はパレスチナとイスラエル間の信頼を弱め、パレスチナとイスラエルの和平交渉プロセスを妨げた」と指摘しました。
パスコ事務次長は、「イスラエルは国際法および中東和平のロードマップに基づき、あらゆる入植地の建設を凍結すべきだ」と強調した上で、国際社会、および中東問題の調停に当っている四者、つまり国連、アメリカ、中国、ロシアとEU(欧州連合)がパレスチナの建国という目標の実現に協力するするよう呼びかけました。
なお、これら四者は2月5日、ドイツのミュンヘンで会議を開きます。パスコ事務次長は、「四者はパレスチナとイスラエルが交渉を通じて紛争解決に達することを引き続き支援していく」と述べました。(翻訳:董燕華)
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