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『失恋33天(Love is Not Blind)』が空前の大ヒット

2011-11-28 09:48:48     cri    

 11月11日(シングルの日)に合わせて好評上映中の中国産ラブコメディ『失恋33天(Love is Not Blind)』がスティーヴン・スピルバーグの新作『タンタンの冒険』を破り、11月の週間ランキングで2週連続トップをキープしました。その時点で興行成績はまもなく3億元(約36億円)の大台を突破します。人気の若手・白百何(バイ・バイホ)と文章(ウェン・チャン)が主演を務める『失恋33天(Love is Not Blind)』は、北京にあるブライダル会社を舞台に、現代の若者の恋愛感を繊細かつユーモアたっぷりに描いた作品で、これを見た若者誰もがうなずいてしまうほど共感を得られる作品です。第6世代監督と呼ばれる新鋭監督の一人・滕華涛(テン・フアタオ)の新作としても注目を集めていますが、これまでの中国映画、姜文(チャン・ウェン)監督の話題作『譲子弾飛(仮:弾丸を飛ばせ)』、日本でも上映予定の馮小剛(フォン・シャオガン)監督の『唐山大地震 - 想い続けた32年-(原題:唐山大地震)』、『狙った恋の落とし方。2(原題:非誠勿擾2)』に次いで、たった1週間で興行収入2億元(24億円)を突破した4作目の映画になります。

 1000万元足らず(約1億円)と低コストで撮った映画にして、稀に見る大ヒットと言えるでしょう。主演の白百何(バイ・バイホ)は、北京のブライダル会社に勤める等身大の女の子を好演しているほか、若手俳優の文章(ウェン・チャン)が「オネエ」キャラ全開という型破りの演技を披露し話題となっています。この映画は、失恋で落ち込み、そして新たな恋で心を一新して立ち直るという多くの人が経験した思いをコメディタッチで描き、共感を覚える若者が大勢いました。時代を代表する流行語を多く活用し、監督のコメディ・センスが存分に楽しめるせりふも映画の最大の見所の一つではないでしょうか?せりふのフレーズがそのまま流行語になってしまいそうな感じかもしれませんね。映画館で早速この作品を見たところ、見るまではこの映画についてほとんど知らなかったのですが、意外と面白い映画でした。そして、劇場内は最初から最後まで笑い声で溢れていました。近年の中国映画の中でも稀に見る秀作で、こういった「口コミ効果」も映画の大ヒットにつながったのではないかと思います。興行3億元(約36億円)目前のこの作品、海外でも是非紹介してほしいですね。(ミン・イヒョウ)

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