会員登録

ミャオ族の伝統音楽

2012-07-13 14:25:42     cri    


























autostart="true"



















src="mms://media.chinabroadcast.cn/japanese/zgxl20120704.wma">BR>



type="video/x-ms-wmv"














width="400"




height="44">

 7月中旬に入ると、北京は30度を上回る非常に暑い日が続くようになります。北京は、一年の中で、最も暑い時期に入りました。毎年、この時期になると、リゾート地やウォーターパークなどの避暑地を訪れる人、また、国内や海外の観光地を訪れる人もとても、多くなります。(ちなみに北京の小中学校は、もう夏休みに入りました)

 今から500年前の明の時代、中国の有名な旅行家徐霞客は「万巻の書を読んで、万里の道を行く」と言う言葉を残し、この言葉は、後世の人々にも、大きな影響を与えました。交通手段が発達した今、万里の道は誰にでも、行きやすくなりました。旅行の見聞を通じて、今の生活を改めて考えてみる。若い時はこんな旅もいいですね。

 さて、今回の中国メロディーは皆さんと一緒に「自由恋愛」の天国と言われる中国西南部の少数民族・ミャオ族の村に入り、その代々伝わってきた素晴らしい民謡を楽しみながら、その美しい愛情の世界を覗いてみましょう。番組の中でご紹介するのは「苗岭的早晨(村の朝)」、「飞歌(飛歌)」、「游方趁年轻(若いうちに歌垣をしましょう)」、「情歌(ラブソング)」の4曲です。

 「愛にあふれた結婚」それは、すべての人が憧れる神聖な感情です。でも、現実の世界では、豪邸や豪華車、経済利益など、結婚相手を決めるのに様々な誘惑があり、「真摯な愛情だけでは、幸せな生活に手が届かない」と、感じている人もいるかもしれません。でも、中国西南部の少数民族・ミャオ族の若者には、結婚相手を探す時、家柄や財産それに身分を重視するのではなく、その人の才能と人柄を重んじる慣わしが残っているそうです。

 ミャオ族は中国西南部の貴州省を中心に湖南省・四川省・雲南省、広西地ワン族自治区の山間部に住んでいます。昔から交通が不便でしたので、ミャオ族の村では代々伝わってきた素朴な習慣や行事、伝統音楽がそのまま保っています。特にミャオ族の人々の客好きや助け合いの気風はここを訪れる多くの人たちを感動させます。また、湖南省のミャオ族の村では毎年旧暦6月6日に「赶歌节」という歌祭りを行います。この日にミャオ族の村に入ると、 銅鑼を叩き、蘆笙と言う吹奏楽器を吹く若者、華麗な銀製のアクセサリーを付けて、歌ったり、踊ったりする娘をいたるところで見ることができます。そして、この期間は若い男女が恋を語る絶好な機会でもあります。                                                                          

 ミャオ族の歌には数多くの種類がありますが、大別すると、飛ぶ歌と書く「飛歌」や「酒の歌」それに遊ぶ方と書く「遊方の歌」という3種類の歌に分けられます。これらの名前は、ミャオ族の歌の「歌われる場面ごと」についた名前です。遠方からの客をもてなす時には「飛歌」を歌い、宴会では「酒の歌」を歌い、お祭りで若者が娘に誘いかける時には「遊方の歌」ミャオ族のラブソングを歌います。これほど多くの民謡の中で、ミャオ族の人々に最も好まれるのはやはりその美しいラブソングですね。ミャオ族の「飛歌」と「遊方の歌」の中の多くの歌はミャオ族の人々が真摯な愛情や幸せな生活への憧れを歌ったラブソングです。

 ミャオ族では昔から若い男女の自由恋愛を尊重する慣わしがあります。男は16-7歳、女は15-6歳になると、「遊方」という歌垣に参加することができます。つまり、若い男女が集会して相互に掛合歌を歌うことによって求愛し、或いは恋愛遊戲をすることができます。もし意気投合すれば、二人が互いに向かい合って手を繋いで、恋歌をデュエットし、愛情を伝い合い、こうして親密になった二人に他の人は邪魔することをしません。また、歌垣で婚約しても、男女双方の親は、反対しません。もし両親が猛反対すれば、二人は駆け落ちを選ぶこともできます。長い年月を経て、多数の親はこの事実婚を認めるようになりました。要するに、ミャオ族の数千年にわたる歌垣は自由恋愛の模範だと言えますね。

1曲目  苗岭的早晨(村の朝)

 この歌はミャオ族の民謡を元にアレンジしたもので、静かな美しいミャオ族村の朝、カッコウさえずり始め、それに呼応して他の鳥の 鳴き声があちこちから聞こえ始めた場面を生き生きと描いています。とっても美しい歌ですね。

2曲目   飞歌(飛歌)   

 この曲は有名な作曲家・何占豪さんがミャオ族の民謡を元にアレンジしたもので、ミャオ族の伝統的な民謡・「飛歌」の高らかに響き渡る歌声を真似て、とても迫力ある音楽です。曲の中に蘆笙などミャオ族の伝統楽器の音色が入り混じることもあり、これまた美しく懐かしい世界を体感させてくれます。感動的な一曲ですね。

3曲目  游方趁年轻(若いうちに歌垣にしましょう)

 ミャオ族のラブソングで、素朴な歌詞とメロディーが人の心を打つ魅力にあふれています。

(歌詞)

 あなたを

 ずっと前から

 恋しく思い始めた。

 恥ずかしくて言わなかった。

 春が来た。

 葉が緑になり、

 鳥も鳴き始めた。

 あなたへの思いを

 歌で届けよう

4曲目  情歌(ラブソング)

 有名な作曲家・何占豪さんがミャオ族の恋の歌を元にアレンジした曲です。

 この番組へのご意見・ご感想などがございましたら、ぜひお聞かせください。

 宛先

 〒100040 中国国際放送局日本語部「中国メロディー」係 

 メール nihao2180@cri.com.cn

関連ニュース
関連記事
v トン族の伝統音楽 2012-07-06 10:36:29
v 香港祖国復帰15周年記念特集 2012-06-29 15:51:22
v 端午節の伝統音楽 2012-06-22 19:38:38
v 中国の伝統管楽器の名曲(その2) 2012-06-15 10:57:18
v 中国の伝統管楽器の名曲(その1) 2012-06-08 15:23:14
v 中国の子供が好きな歌 2012-06-01 17:17:30
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS