『杜拉拉2:華年似水』
この作品がこのように成功できたのは、わたしたちの身の回りに存在する平凡な人間が自分の奮闘によって成功を得る物語を描いているからです。この物語は非常にリアルで生き生きとしていて、人々にいい経験を与え、強い共鳴を引き起こしました。
この小説の主人公・杜拉拉(ドゥ・ララ)は、典型的な都市のホワイトカラーであり、特に美人ではなく、後ろ盾もありませんが、良い教育を受け、一般的な社員から一歩一歩アメリカ系有力企業の上級管理職にまで成長しました。彼女は自分の努力を頼りに、様々な経験をしながら立身出世したのです。
『杜拉拉昇職記』の帯
本の帯には「彼女の物語は、ビル・ゲイツの物語よりも参考に値する」という目立つキャッチ・コピーが書かれ、少なくない争議を引き起こしています。私から見ると、ビル・ゲイツは神様のような人です。彼の成功はわたしたちのような平凡な人間にとって、夜空に輝く星のように、手が届きません。これに比べ、杜拉拉のような平凡な人間の成功は数多くのサラリーマンに活力を注ぎ込み、成功の希望を見せてくれます。
また、この小説は主人公の奮闘を描くだけではなく、外国企業で働くために必要な知識、例えば、アメリカ企業の内部事情や会社の運営方法、組織関係や人間関係、中国に拠点を置く外資系企業の各ランクの人材の給与など、いろいろな情報が詳しく描写されています。
実際に読んでみると、その場にいるような臨場感があり、主人公と一緒に喜怒哀楽を感じ、手元から離したくないほど引き込まれていきます。
この作品の作者――李可氏は、10年以上の外国企業での経験を持ち、販売とヒューマンリソースの仕事に従事したことがあり、長い間欧米の上位500社に入る典型的な企業の文化に薫陶し、仕事に専念して日々励み、活発で生活を深く愛する人物です。(文責:李陽、チェック:中原)
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