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鷹狩りの里

2009-05-02 13:58:11     cri    

    

 鷹狩りは今からすでに4000年余りの歴史があり、発祥地は東方だといいます。中国では新疆ウイグル自治区のアクチ県が鷹狩りの里と呼ばれています。一年中雪に覆われるここの山にはキルギス族が暮らし、何世代にも渡り鷹狩りの技と話が伝わっています。

 現在、アクチ県では原始的な鷹の飼育方法が完全に保存されています。県役所の責任者ユヌスさんの話によれば、イギリスの鷹匠がアクチの蘇木塔什郷を訪れたとき、世界の鷹狩りの里はここだと言ったそうです。

 1991年、イギリスの鷹匠はアクチ県蘇木塔什郷の鷹狩りについての調査と研究を行うためここを訪れました。当時、ここには400戸の放牧民が暮らし、どの家でも鷹を飼育し、狩猟をしていました。冬になると、鷹匠と数百羽の鷹が山に集まり、数日間かけて鷹狩りで競い合います。この光景はすばらしく、壮大なもので、スペインの闘牛にも優ります。パミール高原に生息する鷹は中型の猛禽類で、羽色は青っぽく、翼は短いものの、空高く羽ばたき、悠々と旋回します。小さい動物や鳥類を捕えて食べるのです。キルギス族の人々はこの鷹を利用して狩猟をしています。

 地元では、長い歳月、猟犬のほか、鷹を伝統的な狩猟動物としており、ウサギや、雪鶏、狸などを捕獲するとき、鷹はよい助手です。これまで、遊牧生活を送るキルギス族の人々は冬になると、馬に乗って、鷹を手に、猟犬を伴って、山と森林の中を走り、狩猟していました。

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