春は気温の変化が激しく、肺の病気を引き起こしやすい季節です。飲食を調整し、自己免疫力を高め、肺熱を清ますことが大事です。
慢性に経過した呼吸器系疾患で、粘稠な喀痰を伴う咳嗽などについて、漢方ではその病因を肺に停留した火熱だと考えており、肺熱を清ますことは"清肺"と呼ばれます。
肺を潤わせ、心臓を守るに適した食材はまず杏仁と山芋です。日常的な飲食において、杏仁、山芋、大根、百合(ひゃくごう)、緑トウなどは肺を潤わせるよい選択です。特に杏仁と山芋は、古くから咳止めや肺を潤わせる健康食品とされています。
実は、杏仁は肺を潤わせるばかりでなく、心臓を強健にする効果があります。杏仁には不飽和脂肪酸が豊富に含まれ、ビタミンEとフラボノイドは非常によい抗酸化剤です。春には杏仁などのナッツ類を食べると心臓病の予防にプラスとなります。
次はクロきくらげです。きくらげは腎臓によいだけでなく、肺を潤わせ、心臓を守ります。クロきくらげをよく食べると、冷え性や陽気の足りない体の弱い人、お年寄り、女性、児童にとてもよいです。
クロきくらげには含まれている鉄分は血液の循環を改善し、寒さに抵抗することにプラスとなります。春は風が強くてほこりっぽくなりますが、クロきくらげには清肺する効果が期待されます。そのほか、クロきくらげに含まれているコロイドは消化道内の残留物質の排出を促進できます。
清肺をより効果的にするには、あっさりした飲食を心がけ、食べ過ぎないようにしてください。あっさりした飲食は、清肺にとってとても大切です。なつめ、ピーナッツ、トウモロコシ、昆布、百合、オレンジ、バナナ、りんご、梨なども肺によい食べ物です。また、豆製品、豆腐、豆乳などもよいでしょう。
もっとも重要なのは、食べすぎないことです。腹7、8分目でけっこうです。そして、毎朝軽く咳をします。病気のない状態で咳をすることは、くしゃみと同じように毒素を排出するひとつの手段です。そして深呼吸をすることです。深呼吸をすることで、肺の中に溜まった汚れた気を排出できます。(ooeiei、中原)
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