ヘルシー中国の時間になりました。お相手の王穎穎です。女性は男性と異なる生理的な特徴や内分泌の変化があります。一生のうちで、月経、妊娠、哺乳期、更年期など特別な時期を経験し、体もそれによって変化します。ですから、女性は栄養に対するニーズも生理時期によって異なります。今日の番組はこれについてお伝えします。

　思春期の前半には、赤血球の成長を促し、体の免疫力を高める食べ物を選びましょう。たとえば、豚の肝臓、なつめ、卵、昆布、豆類などです。体が弱い女子であれば、薬膳を少し食べてもよいでしょう。

　思春期の後半には、脂肪、たんぱく質、糖分、ビタミン、鉄、無機塩に対するニーズが増えています。特に月に一回の月経によって、内分泌、皮脂、汗腺などの機能も活発化し、にきび、皮膚炎などが出てきます。その場合には羊、豚の肝臓、卵、肉、なつめ、山芋などを食べましょう。脂肪のある牛乳や脂身、高脂肪な食べ物を避けてください。そのほか、鉄分、カルシウムを補充し、野菜やナッツ類、えびなどを多めに食べてください。昆布、魚も適当に補充するのがお勧めです。

　妊娠中と哺乳期は二つの事態を避けてください。一つは栄養不良、もう一つは栄養過剰による肥満です。妊娠中の女性は、食べた分運動をしなくてはなりません。野菜、果物、穀物を食べて、ファーストフードや精製食品を避けてください。そのほか、豆類、牛乳、鴨、えび、卵、肝臓、肉、なつめ、ナッツなどもお勧めです。妊娠中の女性は唐辛子、にんにくなど刺激性のある調味料を避けたほうがよいでしょう。お酒も禁止です。出産後は、肉類、たまご、魚、ビタミンを含むものを多く食べると、母乳の分泌を促進します。

　中年期の女性は飽和脂肪酸を含む食べ物を控えてください。そして適度な運動をしたり、低脂肪、低コレステロール、糖分の低いものを選ぶよう心がけてください。さらに、脂身や全脂肪のミルクなどを摂取しないようにしてください。夕飯はさっぱりしたものをお勧めします。野菜と果物の摂取量を多めにしてください。毎日3種類から5種類のビタミンＣ、Ｅおよびカロチンを含む果物や野菜を食べてください。

　更年期には、良質なたんぱく質、ビタミン、微量元素を補充しなければなりません。なつめ、りゅうがん、赤豆などを適量食べてください。むくみのある女性は、主食を制限してください。緑茶を飲むと、むくみを解消できます。太っている更年期女性は、なす、ほうれん草、お肉、えび、魚、豆類を摂取し、調理には植物油を選んでください。

　最後は老年期です。老年期に入ると、食事の摂取量は七分目ほどでけっこうです。老年期の女性は、鉄分とカルシウムに対するニーズがとても多いため、トマト、オレンジ、牛乳、大豆、たまご、大根などを食べてください。また、老人性のしみを防ぐため、大豆、胡桃、カリフラワー、ニンジン、ゴマ、トウモロコシ、たまねぎなどを食べてください。これらの食べ物は細胞の活力を高め、老衰を防ぎ、とても体によいです。

　ヘルシー中国は生理時期によって異なる女性の健康と食事の注意点についてお伝えしました。