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たんぱく質サプリメントの落とし穴 

2013-02-08 09:53:18     cri    


























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 ヘルシー中国の時間になりました。お相手の王穎穎です。長い間、たんぱく質を多めに摂取すると体によいという考え方が浸透しており、ここ数年、新しいサプリメント――プロテインが高い人気を呼んでいます。しかしプロテインは誰にでも適する健康食品ではありません。それでは、プロテインについて勘違いしがちな点を見てみましょう。

 勘違いのその一:プロテインは子供の知力と身長を高める

 正常な飲食をすれば、ほとんどの子供が成長に必要なたんぱく質を十分に獲得できます。子供や青少年であれば、毎日400ミリリットルの牛乳を飲み、毎食定量の魚、肉、たまご、豆類および新鮮な野菜、果物を食べれば、成長に十分なたんぱく質を摂取する事ができます。

 もしたんぱく質ばかりを追求し、炭水化物や脂肪の量が足りなくなると、全体的なカロリーの摂取が不足し、成長や知力の発育に良くありません。そして子供は体の機能が未発達ですから、長い間高いたんぱく質を摂取し続けると、腎臓に負担をかけてしまいます。

 勘違いのその二:プロテインはダイエット時の主食

 ダイエットをする人の中には、炭水化物や脂肪を含む食物を食べずにプロテインで代用しようとする人がいます。その方がダイエットに効果的だと思っている人が少なくありませんが、実は、ダイエットをする時も栄養素のバランスを考えなければなりません。つまり、プロテインのみを摂取しようとするのは良いことではないのです。長期的にたんぱく質のみを摂取した場合、低血圧、貧血、腎臓機能の異常、疲労、亜健康などを引き起こし、健康に不利です。肥満の人は自分の体の状況に基づいて、医師の指導の下でダイエットをしましょう。食事のバランスと栄養素のバランスをとって、スポーツでカロリーを消耗することが大切です。

 勘違いのその三:高齢者はプロテインをより多く摂取した方が良い

 過量のたんぱく質は腎臓にとって毒素にすぎません。過量のたんぱく質が体外に排出されるには、肝臓と腎臓の代謝が必要ですが、お年寄りの腎臓機能はすでに衰えており、たんぱく質の排出が上手くできません。そのため、過量のたんぱく質を摂取すると、たんぱく質が体内で蓄積され、腎臓へのダメージを増やします。お年寄りは普段から薬を飲むことが多いため、腎臓へのダメージもより大きくなります。ですから、たんぱく質の蓄積が腎臓機能の障害や病気を引き起こす可能性が高いのです。

 では、どのようにたんぱく質を補充すれば良いのでしょうか?一番望ましいのは、食事を通じたたんぱく質の補充です。たんぱく質の摂取に優れた食品は、たまご、魚、えび、肉、大豆などです。また、たんぱく質を含む食品を二種類以上一緒に食べると、両者の栄養価が高められます。つまり1+1>2となるのです。たとえば、トウモロコシ、粟と大豆の3種類の植物たんぱく質を使った麺などは、栄養価が著しく高められます。また、臘八粥(ろうはちがゆ)もたんぱく質が豊富です。中国で旧暦12月を臘月とよびますが,その8日を釈迦成道の日(臘八会)とし,これにちなんで作る粥です。北京では〈八宝粥〉ともいいます。米・雑穀・豆類のほかナツメ・栗・ハスの実など各種の果実をまぜ,砂糖で甘味をつけて煮ます。栄養価が非常に高いおかゆです。

 ヘルシー中国、今日はプロテインの効果に対する勘違いについてご紹介しました。

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