中国では、時速250キロ以上の鉄道を「高速鉄道」と言います。日本の「新幹線」に当たりますね。去年年末までに、中国の高速鉄道の総延長は1万7千キロに達し、規模にしても速度にしても世界のトップにランクインしました。また、去年12月26日、北京と広州を結ぶ「京広高速鉄道」が運行開始となり、全長2298キロのこの高速鉄道は、世界最長の高速鉄道として世界の注目を集めています。<チャイナライフ>、今日の話題は中国の高速鉄道に迫ります。
中国最初の高速鉄道は2008年に運行開始した北京と天津を結ぶ高速鉄道で、その後、中部の鄭州と武漢、南部の広州と深センを結ぶ高速鉄道も相次いで運営開始されました。2011年6月、北京と上海を結ぶ高速鉄道が運行開始となり、中国で大きな話題を呼びました。去年、東北部の重鎮ハルビンと大連を結ぶ高速鉄道が開通し、また北京と広州を結ぶ「京広高速鉄道」も12月26日に運行開始となりました。これで、中国の高速鉄道網が基本的に整備されたということです。
ちなみに、日本では時速200キロ以上の鉄道列車を新幹線といいますが、そのスタートとなる東海道新幹線が運行を開始したのが今から、50年近く前の1964年。それから今日まで、少しずつ、路線と運行距離を伸ばしてきました。それから比べると、中国はわずか5年の間に、次々と路線を広げたわけで、まさにその拡張のスピードは『新幹線』並みといえますね。各国が競って高速鉄道の技術、ノウハウを中国に売り込んだというのは記憶に新しいですよね。
最初からいろんな注目を浴びましたね。日本の「新幹線」の技術を利用するのか、それともフランスやドイツの技術を利用するのか、様々な議論がありました。中国の国土面積は非常に広いから、高速鉄道の建設は長期的なプロジェクトですね、世界中の技術メーカーは進んでこの市場を奪おうとしています。何と言っても、中国はどのメーカーにとっても無視できない大きな市場ですね。
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