会員登録

疲労回復によいお茶――黄金桂(おうごんけい)

2012-12-28 10:32:04     cri    


























autostart="true"



















src="mms://media.chinabroadcast.cn/japanese/20120620ri.wma">BR>



type="video/x-ms-wmv"














width="350"




height="44">

 ヘルシー中国の時間になりました。お相手の王穎穎です。今日は先週に引き続きお茶に関する特集です。日本の講談社とCRIが共同で取材した『茶のチカラ』という本からいくつかピックアップして皆さんにご紹介したいと思います。今週は疲労回復によいお茶ということで黄金桂(おうごんけい)です。

 黄金桂(おうごんけい)は中国茶の一種です。烏龍茶などと同じ青茶に分類されます。青茶は半発酵茶ともされますが、発酵度は茶の種類ごとに異なっており、黄金桂は比較的発酵度を低くして製造されます。そのために水色は薄く、まさに黄金色です。また、かすかに桂花(キンモクセイ)の香りがします。黄金色の桂花の香りを持つお茶ということで、黄金桂と呼ばれます。

 主な産地は鉄観音の産地として有名な福建省安渓県。味はすっきりとしながらもふくよかで、わずかな甘味があり飲みやすいお茶です。ややカフェインが強いため、茶に酔うこともあるので注意が必要です。

 黄金桂は、産地福建省では鉄観音とくらべてあまり評価されていません。どうしてでしょうか?それは福建省のお茶好きの人たちの茶の飲み方にあります。福建省では、茶館で一日中気の合う友人と時間を過ごすなど、長時間お茶を飲む習慣があります。黄金桂は香りも味も華々しいのですが、スタートダッシュがはやいので「茶に酔う」ことになってしまいます。「茶に酔う」とは胃を荒らしたり、カフェインの作用により夜眠れないなどの表現です。福建省では黄金桂は高く評価されないせいか、価格も低く良い品を扱う店も少ないのです。

 「香りも味も華々しいが、カフェインが強い」という黄金桂の特徴は、日本茶の高級品や台湾高山茶の特徴にも似ているようです。日本茶は濃く淹れたほうがおいしいと感じる人もいるのではないでしょうか。日本のように忙しい暮らしのなかでは黄金桂はもっと評価されても良いのではと思います。良い黄金桂に出会ったときはとても魅力を感じるものです。

 中国では、青茶は特に疲労回復によいとされ愛飲されていますが、黄金桂は青茶の中でも発酵度が低く、カフェインを多く含んでおり、利尿作用が高いことで知られています。カフェインは尿を自然に排出し、体内に溜まった疲労物質の乳酸を身体の外に追い出す働きがあります。つまり、これは日常の中でできるゆるやかで自然なデトックスということです。

 中国国際放送局が日本の講談社と共同で取材した「薬になる中国茶図鑑 茶のチカラ」がこのほど日本で発売されました。中国茶の効能を一冊の図鑑にしたこの本は、中国各地のお茶の産地を取材し、現地での言い伝えや伝統のほか、成分と効用に関する専門家の解説を加え、茶の効能図鑑に仕立てたものです。「薬になる中国茶図鑑 茶のチカラ」 は税込み1470円です。ぜひお近くの本屋さんでチェックしてください。

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS