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茶のチカラーー杜仲茶(とちゅうちゃ)

2012-12-14 14:37:24     cri    


























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 ヘルシー中国の時間になりました。お相手の王穎穎です。今日は先週に引き続きお茶に関する特集です。日本の講談社とCRIが共同で取材した『茶のチカラ』という本からいくつかピックアップして皆さんにご紹介したいと思います。今週は腎臓機能の改善によいお茶ということで杜仲茶(とちゅうちゃ)です。

 杜仲茶とは杜仲の樹の若葉を焙煎したお茶です。そもそも、杜仲という植物は、中国から東南アジア方面に広く生息する巨木型の植物です。30年ぐらいで巨木に育ちますが、なかでも四川、陝西、湖北、河南、貴州、雲南などの各省で原産のものは、古くから漢方薬として珍重され、『神農本草経』にも登場しています。杜仲の樹皮を乾燥させて副作用のすくない上薬として使われてきた歴史があります。

 この杜仲は、日本にも古くから伝わっており、歴史をたどると奈良時代から平安時代の間に遣隋使などの手によってもたらされたようで、それが日本でも栽培されるようになり、「強壮強精剤」として利用されていたらしいです。

 この杜仲の葉が茶のように利用されるようになった経緯は不明ですが、すでに李時珍が『本草綱目』を著したの時代(1600年ごろ)から新芽を食べる習慣が記載されていたということです。

 古くから認められてきた効能には、血圧下降、血行障害改善、利尿作用、肝臓治癒、関節痛改善、鎮痛効果などが掲げられています。すぐれた利尿作用があるので、腎臓の働きを助けるデトックス効果が期待されます。腎臓は、血液中の老廃物や毒素の除去、また対内の水分調節を行って体内環境を一定に保つ働きをする重要な臓器です。

 さて、杜仲茶の入れ方ですが、巷で販売されている杜仲茶はティーバッグあるいはリーフのままというものが多いようで、基本的には中国茶や紅茶などと同じようにして飲むことができます。1Lの水に1パック(3g)を目安にし、10~15分煮出すとあります。このやり方だと、麦茶感覚で比較的飲みやい。暑くても冷たくしても飲めるのがうれしい。リーフの場合も基本的には同じです。

 泌尿器、腎臓によいお茶には、他にも恩施玉露(おんしぎょくろ)、九曲紅梅(きゅうきょくこうばい)があります。詳しくは本をご覧ください。

 中国国際放送局が日本の講談社と共同で取材した「薬になる中国茶図鑑 茶のチカラ」がこのほど日本で発売されました。中国茶の効能を一冊の図鑑にしたこの本は、中国各地のお茶の産地を取材し、現地での言い伝えや伝統のほか、成分と効用に関する専門家の解説を加え、茶の効能図鑑に仕立てたものです。「薬になる中国茶図鑑 茶のチカラ」 は税込み1470円です。ぜひお近くの本屋さんでチェックしてください。

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