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妊婦のカルシウム補充に要注意

2012-11-02 12:09:32     cri    




























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 今年の干支は辰、つまり龍です。龍という空想の動物は中国でとても縁起のいいものとされ、今年はベビーブームになっています。40人ほどのスタッフを抱える日本語部にも、現在、プレママ(妊婦)が2人います。今日の番組のテーマは、"妊娠中のカルシウムの補充に要注意!"です。

 妊娠6ヶ月以降になると、こむら返り(ふくらはぎがつること)が起きる事が良くあります。この原因をカルシウム不足だと考える人が少なくないようですが、実は、こむら返りはカルシウムの問題ではないかもしれません。

 妊娠6ヶ月以降になると、大きくなった子宮と胎盤が骨盤の血管や神経を圧迫します。脚の血管は骨盤から伸びているため、血流が悪くなります。それがこむら返りの理由の一つだと思われます。

 ある産婦人科の医師が語った体験談によりますと、帝王切開の手術で死亡した胎児を取り出した際、胎盤が硬い石灰の斑点に覆われていた事があるそうです。原因を調べると、妊婦が妊娠6ヶ月以降、毎日3錠のカルシウムサプリメントを飲んだからだったということです。

 もう一つの例があります。3歳になった子供で、まだはっきりとおしゃべりができず、知力も明らかに低下しているケースがありました。全面的な検査を通じて、血中のカルシウム濃度が驚くほど高い事がわかりました。原因は、母親が妊娠後期にカルシウムのサプリメントを飲んだだけでなく、ビタミンDをたくさん摂取していたことでした。この子供は出産の際、頭が硬化していて難産だったということです。

 カルシウムサプリメントはカルシウムの豊富な食べ物とは区別があります。サプリメントは何れにしても薬です。胎盤はとても奇妙なもので、絨毛を通じて物質の代謝と交換を行い、胎児の成長を維持します。胎盤は胎児が必要となる栄養物の供給を保証することができます。仮に母親の栄養が過剰になった場合、それを阻止する作用もあります。また、母親が栄養不足になった場合、母親の栄養を奪うようにも出来ています。しかし、胎盤は薬に対しては全てを吸収する事しかできません、カルシウムのサプリメントもそうです。

 妊娠5ヶ月以後、カルシウムの需要は日々増えていきますが、これは食事の中で完全に補充することが可能で、サプリメントのようなものを飲む必要はありません。豚肉、骨のスープ、豚の胃、羊の肝臓、鶏肉、魚、卵、乳牛、豆の製品、穀物、パン、新鮮な野菜と果物などにカルシウムが含まれています。

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