ヘルシー中国の時間となりました。お相手の王穎穎です。7月に入り、本格な夏が始まりましたね。北京はここ数年、南の都市のように、夏になるとよく雨が降ったり、晴れの日にもじめじめして、すっきりしないことが多くあります。そんな日は気分が悪くなったり、食欲があまりなかったりして、すごしにくいですが、飲食を通じて調節することができます。今日の番組では、夏の健康な飲食についてお伝えします。
夏の飲食のポイントは、熱を下げて、暑気を払い、繊維質が多く含まれるものを食べて、排泄を働かせることです。
中国語で「上火」、のぼせた時の症状は口腔潰瘍です。実はこれは消化系統が弱っていることの表れです。消化機能が乱れている時には、「上火」のぼせるという症状が出やすくなり、便秘がちになります。
熱を下げて、暑気を払うには、排泄をよくし、肝臓の毒を排出させることが必要です。まず、食物繊維が豊富なもの、たとえば雑穀、野菜を摂取します。毎日、緑色の野菜を食べて、シイタケやきくらげ、果物なども食べなければなりません。
夏に熱中症になる主な原因は、気温が高いからです。気温が高いと、体力の消耗も多くなります。しかし、気温が高くなると食欲が減退し、エネルギーの補充ができないため、疲れやすくなったり、熱中症になりやすくなったりします。エネルギーはたんぱく質から来るものです。夏は汗がよく出るため、無機塩やビタミンの摂取も必要です。ですから、夏の日にはスープの量を少し増やしたり、たとえばかもスープ、肉スープなどあっさりしたスープを食事前に飲んでください。そうすると食欲を促進できます。
熱中症になる原因は、血糖値が低いからだと思う人が多いですが、実は無機塩が足りないことも大きな要因です。大部分の人は汗が出すぎたために熱中症になります。このとき、糖分を摂取するだけでなく、塩分も少し補充しないといけません。たとえば、食事の前に、すこし塩分の量が多めに入ったスープを飲んだり、サラダにすこしお酢を入れたりします。
サラダを作る前に、野菜をきれいに洗うことがポイントです。そして、作ったサラダはすぐに食べてください。長く置いたり、一晩置いたりしないでください。
夏は湿気を体から排出させることも大事です。たとえば適度な運動で汗をかいたりして、クーラーのある部屋の中に閉じこもらないようにしてください。飲食の面では、すこし唐辛子を入れて、湿気を排出させます。インド人がよくカレーを食べることもそれが要因です。注意することは、塩辛くしないことです。辛さの胃腸に対する刺激は塩辛さより弱いです。ですから、塩をあまり入れすぎないようにしてください。
ヘルシー中国、今日は夏の健康な飲食についてお話しました。ではまた来週お会いしましょう。
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