「子供が三歳で、毎晩2、3回起きるので大変です。何か解決方法はありませんか」というネットユーザーの質問が届きました。夜ぐっすり眠れるかどうかは、何を食べたのかがとても重要です。中国最古の医学書と言われている『黄帝内経』には「胃に合わなければ眠りが安定しない」と書かれています。栄養学者は、「睡眠障害の原因のひとつは、晩御飯に何か不適切なものを摂取したからだ」と指摘しています。
牛乳
牛乳には二種類の催眠物質があります。一つはトリプトファンです。トリプトファンには神経を落ち着かせる作用があります。もう一つは生理機能を調節するペプチドです。これは中枢神経と結合し、麻酔のような作用があることから、疲労の解消や入眠にプラスとなります。特に、神経衰弱の人にとって、牛乳はより効果的だと言えます。
向日葵の種
ひまわりの種、日本にはあまり売られていないのではないでしょうか。中国ではスーパーなどで普通に売られています。炒めたひまわりの種には豊富なアミノ酸とビタミンが含まれ、新陳代謝を調節し、脳細胞の抑制反応機能を改善するため、気を静め、落ち着かせる作用があります。夕食後に少し、ひまわりの種を食べると、消化液の分泌を促進し、消化にも良く、睡眠を手伝います。
アワ
穀物の中でも、アワはトリプトファンの含有量がもっとも豊富です。このほか、アワには大量の澱粉が含まれるため、満腹感を感じさせ、インシュリンの分泌を促進し、脳に送られるトリプトファンの量を高めることが出来ます。
くるみ
くるみは睡眠の質を改善し、神経衰弱、不眠症、健忘症などに効果があることが臨床で証明されました。具体的な食べ方は、くるみに黒ゴマを加えて細かく擂(す)り砕きます。寝る前に15グラム食べると、明らかな効果が得られます。
なつめ
なつめには豊富な蛋白質、ビタミンC、カルシウム、燐、鉄分などの栄養成分が含まれ、脾臓を補い、気分を落ち着ける効果があります。夕飯の後、なつめスープを飲むと、素早く眠りに入れます。
このほか、蜂蜜、お酢、麦パンも睡眠にプラスとなりますが、1歳以下の子供には蜂蜜はお勧めできません。
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