5月に入り、気温がだんだん暖かくなりました。外出する時間も長くなり、夜になると、外で夜食を食べたくなりますね。しかし夜食は健康な人にとって、余りメリットがないようです。肥満の要因になったり、睡眠に影響を及ぼしたり、糖尿病などの病気にかかりやすくなるからです。しかし、徹夜をする人は夜食を食べたいですね。では、夜食を食べる場合、どのようなものを選んで食べればよいのでしょうか。
夜食の量は、寝る時間に近づくほど少なめにします。もし徹夜をするのであれば、量は少し増やしてもかまいません。これは、すぐに寝ると、臓器もそれにしたがって寝てしまいますが、食べ物の中の蛋白質、脂肪、糖分などの物質は胃腸で消化し、肝臓や腎臓で代謝しなければならないからです。そのため、食べた後すぐ寝ると、それらの臓器に負担がかかります。研究によりますと、夜食をとる時間に注意しないと、肥満や尿結石、高血圧、心臓病、糖尿病などの病気にかかりやすくなるということです。
夜中の2時頃まで起きている場合には、夜10時頃に少し食べてもかまいません。夜食の量は普通の昼食の50%から70%にします。
そして、内容はあっさりしていて、消化のよいものを選びます。例えば牛乳、或いはヨーグルト、パン、クッキー、粥、果物などです。これらの食べ物は胃腸での消化が早く、体に負担をかけません。夜食で主食を食べると、太りやすくなると思う人が少なくありませんが、実は間違っています。パン、粥、トウモロコシなどの主食は吸収が早く、空腹感を緩和し、2時間後には消化、吸収されるので、お勧めの夜食です。しかし、ミルクパンやチャーハン、ドーナツなどの脂っこいものはとらないでください。油は消化されにくく、3,4時間後にやっと消化、吸収されますから。
牛乳やヨーグルト、豆乳は蛋白質の含有量が高く、気持ちをリラックスさせ、消化も早く、30分で吸収されます。果物はミネラルやビタミン、エネルギーを迅速に補充でき、消化も早く行われます。
夜食を食べる時間には、気をつけるべき2つのことがあります。まず、時間的にはなるべく早めに食べて下さい。お酒を飲んで、話しながら食べていると、つい時間が長くなり、食べる量も多くなりがちです。そうなると、寝る時間との差も縮まり、体への影響も大きくなります。次に食べる時間帯です。もちろん寝る時間から離れているほうがいいのですが、夕飯を食べた後で徹夜をするのであれば、夕飯と寝る時間の中間ぐらいの時間帯に夜食をとるようにしましょう。
もし午後6時に夕飯を食べて10時に寝るとすると、夜食はとらないようにしましょう。11時や12時に寝る場合には、8時か9時ぐらいに夜食を食べても構いません。また、1時か2時ぐらいに寝る場合では、夜の10時ぐらいに食べても大丈夫です。
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