ヘルシー中国の時間となりました。お相手の王穎穎です。5月に入り、北京はだんだん暖かくなってきました。4月の頃は、気温はほとんど20度から25度ぐらいでしたが、最近は急に30度近くになってきています。気温が暖かくなると、新陳代謝も活発になってきますね。肌にしみ、にきびなどが急に現れたり、急に太ったりして、体が少し具合悪くなったりしていませんか？もしそうであれば、それは、内分泌の不調です。それでは、内分泌の不調はどのようにしたら改善できるのでしょうか？今日の番組ではいくつかの食品による改善方法をご紹介します。

なつめ

　なつめは天然のビタミン剤です。貧血を改善し、心身をリラックスさせ、肺を潤し、胃の働きを強くするとともに、美容にもよいのです。女性はなつめをよく食べると、内分泌の不調が調整されて貧血が改善し、血色のよい肌が養われます。

　それでは、なつめの摂り方をいくつかご紹介しましょう。まずはなつめ水です。なつめ10個、大麦の実100グラム、水700グラムを鍋に入れて煮た後、そのまま飲みます。

　次はなつめ蜂蜜茶です。なつめのさねを取り除いて、150グラム分を用意し、氷砂糖50グラムと一緒に、水350ミリを入れて煮ます。水分が蒸発した後、蜂蜜250ミリを入れて、混ぜます。そして、ガラスのボトルに保存し、飲むときには、小さじ一杯分をお湯に入れて飲みます。

　最後はきくらげなつめスープです。きくらげ10グラム、なつめ50グラムを適量の水で煮た後、適量の砂糖を入れれば出来上がりです。

　なつめを使っていろいろな料理をするときには、注意すべき点があります。それは、新鮮ななつめをお湯に入れ過ぎたり、煮過ぎたりしないことです。なつめにはビタミンＣが非常に多く含まれていますので、お湯に入れ過ぎたり、煮過ぎたりすると、ビタミンＣが破壊されるからです。

蜂蜜

　蜂蜜は人体が必要とするアミノ酸やビタミンなどを含んでいて、栄養価のとても高い食品です。蜂蜜を飲むと、美容美肌の効果があるばかりか、内分泌の調整や体力の補充、疲れの解消などに効果があり、さらに疾病への免疫力を高めることができます。では、ここで蜂蜜を使った飲み物や料理をご紹介しましょう。

　まず、蜂蜜レンコン汁です。新鮮なレンコンをきれいに洗って、千切りにし、その汁をとります。1カップのレンコン汁に スプーン１杯の蜂蜜の割合で飲みます。毎日2,3回飲みましょう。

　次はゆり蜂蜜です。新鮮なゆり根の鱗片50グラムとスプーン1～2杯の蜂蜜を混ぜて、蒸します。

　蜂蜜を使う時の注意点は、沸騰するまで煮ないことと、沸いたお湯に入れないことです。飲む時には40度から50度ぐらいの暖かいお湯に入れて飲みます。あるいは暖かい牛乳や豆乳に入れて飲んでもかまいません。夏ですと、お水に入れても美味しく飲めます。