「一日一個のリンゴは医者を遠ざける」ということわざがあります。りんごは漢方薬と同じように、健康にも、美容にもとてもよいのです。そして、そのりんごの中に含まれている栄養素は豊富で、消化吸収性もかなりよいのです。しかし、異なる色のりんごでは、その効能は異なります。
赤りんご。赤いりんごは心臓に優しく、記憶力の向上や泌尿器系の健康保持にもプラスとなります。漢方医学では、赤いりんごはコレステロールを低下させ、血管を軟化させる効果があるとされています。特に心臓や脳の血管の健康を守ることが出来ますから、年配の方にお勧めです。
青りんご。青いりんごは歯と骨の健康維持を助け、肝臓の解毒作用を活発にします。そしてうつ病にも効きます。ですから若い人に向いています。
黄色いりんご。黄色いりんごは免疫力を高め、一部の癌の予防に役立ちます。そのほか、黄色いりんごは視力の回復にも効きますので、パソコンをよく使うサラリーマンにお勧めです。
アメリカのある雑誌が健康によい果物のランキングをまとめました。そして、りんごはその第一位でした。では、りんごにはどのような効能があるでしょうか。簡単にご説明いたします。
第一に、りんごに含まれているりんごフェノールには次の六つの効能があります。抗酸化作用があって、食べ物の新鮮を保つこと。いやなにおいをなくすこと。虫歯を予防すること。メラニンを抑制すること。血圧の上昇を防ぎ、高血圧を予防すること。アレルギーを抑制することです。
第二に、毒素の排出やコレステロールを低下させます。富士りんごには普通のりんごよりペクチンの量が多く含まれています。ペクチンは植物繊維の一つで、腸内の不良菌の数を減らし、有益菌の繁殖を助けます。そのほか、りんごは血液中のコレステロール値を下げ、胆汁の分泌を増やすため、胆石症の予防にもなります。
第三に、便秘と下痢に効きます。りんごに含まれている繊維素は大腸内の便をやわらかくします。りんごに含まれているカルボキシル酸は胃腸の働きを刺激し、便秘に効きます。一方、ペクチンは腸の正常ではない蠕動を抑制するため、下痢などの症状を軽減します。
第四に、美容。りんごには豊富なビタミンが含まれています。そして果物の中では、りんごが一番多くビタミンCを含んでいます。ビタミンCはメラニンの形成を抑制し、しみをなくし、肌のハリを保つことができます。りんごを一つたべると、身体に必要な一日分のビタミンCがほとんど摂取できます。
第五に、ストレスを解消し、記憶力が向上すること。果物の中ではりんごが一番豊富な栄養素を含んでいます。その中の多糖類、カリウム、ペクチン、酒石酸などは、体液の酸性を中和し、疲れを緩和します。また、りんごは「知恵の果実」、「記憶の果実」とも呼ばれています。りんごを食べると、記憶力の向上が期待できます。
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