朝食は、一日の三食の中でも一番重要であるといわれています。朝食をきちんと食べれば、午前中のエネルギー供給は満たされます。では女性にとって、朝食にどのようなものを食べると、体によく、特に肌によいのでしょうか?今日の番組でご紹介したいと想います。
まずは豆類。鉄分はエネルギーを生み出す重要な媒質で、人体の器官や筋肉に酸素を送る重要な役割を担っています。もし鉄分が足りないと、貧血やめまいが起きたり体がだるくなったりします。もちろん、豚の肝臓やお肉は鉄分の一番よい供給源ですが、アズキ、黒豆或いは大豆を食べても、鉄分は補充されます。貧血が改善されると、血液の循環がよくなり、顔色も自然とよくなります。そして疲労やだるさの症状も改善されます。ですから朝食には豆類、豆乳などをお勧めします。
二つ目はホウレンソウ。ホウレンソウには女性に不足しがちなミネラルであるマグネシウムが含まれています。マグネシウムは筋肉の炭水化物をエネルギーに転換する役割をしていますので、女性は毎日摂取するマグネシウムが280ミリグラム以下ですと、疲労感を感じるようになります。
三つ目はイチゴ。イチゴには豊富なビタミンCが含まれています。ビタミンCは鉄分の吸収を助ける効果があり、ビタミンCの働きにより、より多くの栄養素を細胞は得ることができます。ですから、イチゴを食べると、元気いっぱいとなります。
四つ目はバナナです。バナナは高エネルギー食品といわれ、人体が吸収しやすい炭水化物があるのと同時に、カリウムも豊富に含まれています。カリウムは筋肉と神経の正常な機能を維持する役割がありますが、体内では長く留まれないため、運動した後は、カリウムの量は大幅に減ってしまいます。カリウムが不足すると、筋肉痛、不整脈、反応の鈍化などの症状が生じます。テニスの試合を見ていると、選手が休憩の時間にバナナを食べているシーンをよく見かけますね。それはカリウムの補充のためです。朝食にバナナを食べると、カリウムの補充ばかりか、便秘にもいいのですよ。
五つ目は、脱脂ヨーグルト。生理前後の女性はだるさや眠気を強く感じますが、カルシウムの多い食品、例えば脱脂ヨーグルトなどを食べると、このような状況を大きく改善できます。そして毎日脱脂ヨーグルトや牛乳を飲めば、腹痛、疲労、イライラするなどの症状を和らげることができます。カルシウムは筋肉の緊張感を緩和させ、内分泌を調整する役割があるからです。
六つ目はオートミールです。朝食時に、食物繊維の多いものを食べると、空腹でおなかがぐうぐう鳴るようなことはありません。これは、食物繊維が消化のスピードを抑え、血管に炭水化物を絶えず補給して、エネルギーが持続的に得られるからです。オートミールは食物繊維の多い食べ物です。エネルギーの放出が緩やかでバランスもよく、人体の血糖値を高いレベルに維持でき、空腹を感じさせず、逆に元気いっぱいにさせてくれます。
ヘルシー中国、今日の番組では朝食にお勧めの六つの食品をご紹介しました。来週は新年番組の再放送のため、一回休ませていただきます。また2月にお会いしましょう。
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