残業は毎日していますか？日本の場合、残業は日常茶飯事のように皆さんが普通にしていますよね。中国では、会社によって残業の多いサラリーマンも少なくないようです。残業、ひいては徹夜までして残業するあなたにとって、仕事は大事だと思いますが、自分の健康も忘れないでください！特に女性、漢方では、女性にとってもっとも重要なのは陰を養うこととされています。陰を養う一番の時間帯は夜です。しかし、徹夜とか残業をすると、そのチャンスを逃すことになるのです。実は、徹夜した後、すぐに栄養を補充すれば、まだまだ間に合います。特に疲労に効く飲み物、食べ物がありますから、これらを知っておけば、エネルギーの補充ができます。

　第一に、お水を多めに飲むことです。水分を十分に補充すると元気が出ます。人の体の3分の2は水でできていますから、人体の多くの機能はお水、この簡単な物質に頼っています。よく「疲れは脱水の一番のシグナル」と言われます。朝起きてコップいっぱいのお水を飲むと、体の水分の維持にプラスとなるばかりか、新陳代謝も促します。もし白湯が飲みにくければ、少し自分の好みにあわせてアレンジしてもかまいません。例えば、オレンジジュースやレモンジュースを少量入れたりして、元気を回復させるオリジナル飲料水を作ってみたらいかがでしょうか？

　第二は、マグネシウムの豊富な食べ物を食べるとエネルギーを保つことができます。過去何千年の人類医学史上で「無名の英雄」と言われる役割をしてきたマグネシウムは、エネルギーの生産には欠かせません。マグネシウムが不足することはめったにありませんが、多めにマグネシウムをとると、元気を回復させるのに効果があります。どんぐり、胡桃などの堅果やサトウダイコン、ホウレンソウなどの緑の葉を持つ野菜に豊富なマグネシウムが含まれています。このほかにも豆腐を忘れないでください。豆腐にもたくさんのマグネシウムが含まれていますので、ぜひ食べてください。

　第三に、穀物の食べ物を食べると、気分の安定化に効果があります。穀物に含まれる炭水化物は脳のエネルギー源です。炭水化物は消化されてから血糖として血液に入り、脳にエネルギーを送るのです。ですから、炭水化物が供給する血糖の量が維持されると、気分の安定化にプラスとなるばかりか、睡眠にもよいのです。サツマイモ、オートミールなどの穀物には炭水化物が多く含まれています。

　第四に、低脂肪蛋白質は健康に良く、うつ病に効きます。ハンバーガーなどの高脂肪食品を食べると、満腹感はありますが、元気が出なくなります。これらの食べ物の消化には多くのエネルギーが必要だからです。ですから低脂肪の蛋白質食品を選び、飽和脂肪分の高い食べ物はやめましょう。蛋白質は筋肉の基本的な成分であり、その中に含まれているアミノ酸は神経の伝達物質に大きく影響し、機敏さの維持にプラスとなります。そして、低脂肪蛋白質が豊富な魚類を食べましょう。魚類の中に含まれる必須アミノ酸はうつ病の予防にも効果があるのです。また、疲れすぎて二食分の栄養が必要な時は、サケのカレーソース蒸しを試してみてくださいね。（ooeiei、小野）