中国のネットショッピングはここ数年ものすごいスピードで成長しています。私はネットショッピングで中国最大手の「淘宝網」のユーザーです。また、他にも最近はよく京東商城、当当網、アマゾンで買い物をしています。よく買っているのは娘のものです。粉ミルク、オムツなどですね。後はデジカメ、エアコン、本、お米を買ったことがあります。
まずは安いです。粉ミルクとオムツは長く使えるから、ネットで買うとスーパーより1パック7,8元ぐらい安いから、たくさん買うとお得感があります。デジカメ、エアコンなどは店頭と同じくらいですけど、でも届けてくれるんですね。家で待っているだけですから、もし電気屋さんに行くなら、車で行くでしょう。ガソリン代、駐車料金、そして時間もずいぶんかかります。
ある調査会社が発表した「中国ネットショッピング消費者調査報告2011」によりますと、2010年度のネットショッピング市場規模は4980億元(約6兆1000億円)で、約1億8500万人が利用していることが分かりました。この市場規模は前年と比べて、86.5%も増えていて、小売業全体の3.2%を占めています。2010年1年で1億8500万人が少なくとも1回はネットショッピングを経験していて、これは中国のネットユーザーの40.6%を占めました。さらに2011年には市場規模が8900億元にまで成長するとの予測も出されました。
都市別からみれば、上海と北京がそれぞれ409億元(約5000億円)、368億元(約4600億円)と他の地域よりもはるかに大きいんですが、それに続いて杭州、広州、深セン、蘇州などの都市も100億元以上の規模になっていました。
そして、支払いの方法はたくさんあります。一番便利だと思うのは、商品が届いた時、クレジットカードやキャッシングカードで支払えばいいことです。後は、淘宝網の場合、支付宝アリペイというサービスがあります。アリペイには仮想の口座のようなものがあり、まず買い手はこの口座に商品代金を入金します。売り手はこれを確認した後、商品を発送します。商品が到着し中身を確認の後、問題が無ければアリペイの仮想口座から売り手へ代金を支払うよう指示を出します。売り手の仮想口座へ代金が入金されます。
今月10日、阿里巴巴(アリババ)集団の馬雲主席兼CEOは、傘下の「淘宝網」について、2012年の目標取引額を1兆元(約12兆円)とする方針を明らかにしました。「淘宝網」はネットショッピングで中国最大手。登録ユーザーは3億7000万人、商品の総数は8億点を超えています。
淘宝は国内だけでなく、提携している海外のショッピングサイトが500社以上。33の国と地域に広がり、その販売内容は一般商品から航空券、留学サービスなど多岐にわたっているそうです。
中国電子商取引協会が7月上旬にまとめた研究報告の中で、中国のネットショッピングの市場規模は、向こう5年は20%以上の成長率を維持し、2015年に取引額は2兆2000億元(26兆8000億円)に達する見通しだということです。
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