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「中日グリーンエキスポ2011」北京で開催

2011-06-08 13:11:06     cri    
 中日両国の企業などが最新の環境・エネルギー技術を展示する「中日グリーンエキスポ2011」が1日、3日間の日程で北京で開幕しました。

 第一回のグリーンエキスポは、2009年横浜で開催されて、それ以降もずっと日本国内で開催されてたようですが、今回の中日グリーンエキスポ2011のように外国で開催されるのは、初の試みでした。中国国内の企業、政府、国外からもハイレベルな環境展として、大いに注目されたようですね。

 今回のエキスポは、日本の経団連が設立したNPO法人と中国の経済団体「中国国際貿易促進委員会」の主催で、両国政府が後援しています。昨年5月に訪中した米倉弘昌経団連会長らが、温家宝首相に提案したところ賛同が得られ、開催が実現しました。

 これを機に、経団連の米倉会長を筆頭に、日本企業のトップが続々と北京入りしましたし、出展は80社に達しました。米倉会長が開幕式で「中国は力強い成長を遂げています。なかでも環境や新エネ分野は、中国政府が戦略的新興産業と位置付けており、経済の「成長点」として一段とたくましい成長が期待されています。他方、日本は環境、省エネ、省資源、さらには新エネ分野で世界をリードする優れた技術や製品を開発し続けて参りました。「日中グリーンエキスポ」は、「環境」をテーマに日中共通の理解を促進しよう想います。」と挨拶しました。

 一方、グリーンエキスポの会場には、中国側の地方政府や工業団地の関係者が目立っていました。李干傑・環境保護次官は開幕式で「中国は世界最大の環境市場。環境企業の発展に日本の先進技術や経験が生きる」と、日本の投資受け入れと中国企業の育成を進める姿勢を鮮明にしました。

 東芝や日立製作所、パナソニックなどは、再生可能エネルギーなどの効率的な利用で環境負荷を軽くする次世代社会システム「スマートコミュニティー」を紹介しました。スタッフが、ジオラマや映像を使いながら、環境配慮型都市の未来像を説明していました。繊維最大手の「東レ」は、車の部品に軽くて強度が高い炭素繊維を活用すれば乗用車の重量を4分の1程度減らすことができ、大幅な省エネにつながると提案しました。「パナソニック」は、先週、神奈川県藤沢市に建設すると発表したばかりの「省エネの街」の計画を紹介し、最先端の太陽電池や燃料電池などを導入し、エネルギーを効率的に利用する街を中国でも造りたいと呼びかけました。ソニーは、色素で光を吸収する太陽電池や、蓄電システムなど、開発中の技術を披露しました。

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