
三月の新疆、初春とはいえ、毎日厳しい寒さが続いていますが、新疆カザフ自治州のイネ市に住む73歳の董克明さんは奥さんを連れ、ジープに乗ってイネ市から出発し、成都市へ旅立ちました。今日の新疆シリーズは中国全土をドライブしている董克明さんの物語をご紹介しましょう。
董克明さんは2000年に定年退職し、これまで10年の間に甘粛省、寧夏ホイ族自治区、内蒙古自治区、河南省、湖北省、湖南省、浙江省、上海市、東北地方の三つの省などおよそ2500の県、市、自治区を訪れています。また、中国初の地方歴史記録博物館を設立するため、董さんは各地を訪れる際、必ず地元の歴史や記録を収集しています。目下、董克明さんは四川省、雲南省、青海省の一部の地区やチベット自治区と台湾以外のすべての地区を訪れました。
お年寄りの董克明さんが何故中国全土をドライブするなどという一大決心をしたのか。董さんが出発する前日、北京放送の記者が董さんをインタビューしました。
身長176センチの董克明さんの体は丈夫で、黒く焼けた顔が非常に元気そうです。董さんは、話し出すと滔滔と述べ立ててきりがないそうです。「中国の国土は960万平方キロで、国務院は全国で2800の県、市、自治区、旗を設置している。僕はどの県でも、訪れるごとに現地の県政府に行って、自分が用意した拡大版の中国地図に県政府のスタンプを押してもらう。僕の夢は2800すべての県の県政府のスタンプを収集することだ」と話しました。
1998年の夏、60歳の董克明さんは自作の地図を持って、オートバイに乗って出発しました。董さんはまず、新疆各地を訪れることをドライブ計画の初の目標としました。しかし、新疆のすべての県を訪れる前に、オートバイが壊れてしまいました。それでも、董さんは自分の夢を叶えるため、ずっと諦めずに努力しています。1998年から2006年までの間で、董さんがドライブで壊してしまったオートバイは4台にも達します。
2006年の5月、イリの関係部門は董克明さんの「中国全土ドライブ計画」を支持するため、ジープ一台を無償で提供しました。ジープが手に入った後、董さんは奥さんと一緒にドライブ計画を続けてきました。また、季節に応じてそのドライブの路線も変わりつつあるそうです。冬になりますと、董さん夫婦は南国へ行き、夏になりますと、北部地方を訪れます。この10年の間に董さん夫婦は砂嵐や竜巻、吹雪など多くの災害に遭遇してきましたが、同時に各地の美しい景色を満喫したり、各地の風俗習慣を楽しんだりして、たくさんの忘れがたい思い出を作ってきました。
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