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後姿の撮影家・趙鵬程さんの物語(後編)

2011-03-24 16:04:16     cri     [A  A  A]























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 新疆は中国の北西部にあります。かつてはシルクロードの通り道であり、今も多様な民族が暮らすところです。古くから、ここは中国と中央アジア、西アジア、ヨーロッパを結ぶ交通の要衝でした。毎週この時間は今日の新疆の様子をご紹介します。

 イリカザフ自治州の奎屯市に住む趙鵬程さんは50代の大男で、地元の有名人です。豪快で飾り気がない彼は書道や絵画、撮影、切り紙が堪能で、その中でも特に撮影の面で多くの心血を注いできました。彼の作品を集めた写真集「後姿」は中国で初めての、人の後姿を被写体とした作品です。

 長い間、趙鵬程さんは出かける時は、必ずカメラを持つことを習慣としてきました。2004年、趙さんは友人と共に天山山脈の北部の麓に旅行し、地元のレストランで昼食をとっている時、レストランの外でカザフ族の牧畜民2人が馬に蹄鉄を付けているのを見つけました。この場面を見て、趙さんはすぐにカメラをかまえ、この珍しい光景を撮影しました。写真の中の牧畜民の1人は馬の足をしっかり抱え、もう1人は道具で馬に蹄鉄を付け、馬はそれを振り返ってみています。この写真は趙鵬程さんの自慢の作品となりました。

 幼い頃から牧畜区で暮らしていたカザフ族の記者・ジングスさんはこの写真を見て、非常に懐かしさを感じました。

 「本当に懐かしいです。子供の時に、こうした場面を良く見ました。当時、僕は父と共に良く馬に蹄鉄を付けていました。この作品は2人の牧畜民の真面目に働く後姿と馬の表情を通じてカザフ族の独特な生活ぶりを表現していると思います。

 ロマンや風格を求める多くの写真撮影家と違い、趙鵬程さんはドキュメンタリーの手法で真実の生活と歴史を記録する現実的な撮影家です。その写真集「後姿」の中の民族衣装を纏う河南省の子供やポップコーンを作る老人、上半身裸の農民工などの作品は多くの人々を感動させました。

 有名な文芸評論家・新疆芸術学院の雷茂カイ共産党員書記は趙鵬程さんの写真集「後姿」を高く評価しています。  

 「趙鵬程さんは個性ある素晴らしい撮影家です。彼は暮らしを飾らず、後姿を通じて人間の感情をリアルに伝えている」と話しました。

 今、趙鵬程さんは中国撮影家協会の会員、そして新疆撮影家協会の理事などの肩書きを持っていますが、彼は依然として写真を撮ることを最大のライフワークとして厭くことなく探求しています。

 

   
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