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中国の自動車市場にオフシーズンなし 国産車販売も好調

2009-09-08 14:55:22     cri    

 中国自動車工業協会と国内の自動車メーカーが7日に提供したデータによりますと、国の奨励政策を受けて、例年は自動車販売のオフシーズンとなる8月も、国産自動車の販売台数は100万台超を維持し、3月から6カ月連続で100万台の大台を超えました。中国自動車工業協会の朱一平・秘書長補佐によると、今年1月から7月までの国産自動車の生産台数と販売台数はそれぞれ710万台と718万台に達し、通年での1000万台超は確実となっています。「国際金融報」が伝えました。

 6月から8月は例年、自動車販売のオフシーズンですが、今年の販売台数は減少の傾向を見せていません。自動車メーカーと自動車ブランドの多くは8月、月間販売台数の過去最高を記録しました。10数種の車種では供給が需要に追いつかず、在庫の車を買うのに行列する光景が見られました。購入車の受け取りに半年かかるケースもありました。

 中国最大の乗用車メーカーの一つである比亜迪(BYD)社はこのほど、中間業績を発表しました。これによりますと、上半期の売り上げは30%増加となり、純益は98%の大幅増加となりました。同社の自動車業務が急速に成長しているためです。

 BYDによると、同社は今後も、新エネルギーの市場化を積極的に進める構えです。BYD社は昨年12月、電気とハイブリッドのデュアルモード車である「F3DM」を銀行などの大型顧客に限って販売し始めました。今年第4四半期には、一般の個人消費者への販売も始める予定です。純電気自動車「E6」も年内に発売します。

 新エネルギー車を次々に打ち出すBYD社の積極性は賞賛に値します。だがBYD社の王伝福・主席には懸念もあります。電気自動車の発展の困難はコストが高いところにあります。「F3DM」と一般の「F3」との価格の差は8万元に達します。

 王主席によりますと、コストがなかなか下がらず政府の支援もない現状が続けば、純電気自動車や充電式ハイブリッド車の発展がストップする可能性があります。電気自動車の普及を速めるためには、政府が大きな役割を果たし、購入者の負担を下げ、特に個人消費者のコストを下げる必要があります。

 中国科技部の万鋼・部長は、6日に終了した「2009中国自動車産業発展国際フォーラム」の席上、「投資を引き続き拡大し、電気自動車を代表とする新エネルギー車の研究・開発・市場化を大きく支援していく必要がある。また消費者の購入力が限られており、企業が事前開発で大きなコストを払っていることを考慮すれば、政府が補助金を支給してこの均衡をはかることも検討しなければならない」と発言しています。(人民ネットより)

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