中国機械工業連合会の張小虞副会長は15日、中国は革新型国家戦略と同時に、2020年までに自動車産業の地位を高めるべく、2000万台の自動車を生産し、自動車強国を目指す考えを明らかにしました。中国新聞網が伝えました。
世界金融危機の影響により、世界の実体経済は危機的な状況に陥り、自動車市場も深刻な不景気に悩まされていますが、中国の自動車市場は今年に入って回復を見せはじめ、適度な成長を続けています。関連資料によると、今年の5カ月間で欧米日の乗用車市場は16-36%落ち込んだ一方で、中国は15%増加しました。
張副会長は、中国の自動車の生産・販売台数は今年上半期に600万台、通年で1000万台に達するとの見方を示しています。
中国の自動車産業の2020年までの目標について、張副会長は2段階に分けて達成ると紹介して、次のように語りました。
「第一段階は3年間の調整と振興を中心に、3年連続で10%成長を維持する。うち輸出は10%を占め、自主革新と自主ブランドの乗用車がそれぞれ4割と3割占める。同時に中国で年間生産台数が200万台規模のメーカーを2、3社形成する。第二段階は、10年間の安定と発展の段階。この期間中、中国の年間生産量は7%前後の成長率を維持し、2020年までに2000万台を目指す。」
自動車強国の旗印は、生産量の拡大だけではない。自動車強国の実現には、技術・開発力、自動車サービス・貿易産業、部品工業の基盤強化、それに関連産業の国際競争力の向上が必要だということが指摘されています。
専門家によりますと、目標の実現には、車購入規制という不合理な規定を取り消したり、自主ブランド車や省エネ車の消費を奨励したり、合併再編やグループ化、産業集約の推進といったよりよい市場と政策環境が重要だということです。(人民ネットより)
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