京滬(北京・上海)高速鉄道は来年末までに全線貫通する見込みです。2011年のメーデー前までにレール敷設を完了し、システムの調節と試行の段階に入ります。鉄道部の副チーフエンジニアを務める張曙光氏(運輸局局長)は27日、北京上海高速鉄道の建設の進展は良好だと語りました。
張氏によると、日本やフランスは現在、時速360キロの列車を研究開発していますが、高速鉄道の時速の分野では北京上海高速鉄道が優勢を保っています。張氏は以前、北京上海高速鉄道の時速が380キロとなる見込みであることをメディアに明らかにしています。
北京鉄路局の劉瑞揚・副局長は取材に対し、今年の起工計画に組み入れられた京張(北京・張家口)都市間鉄路が来月に起工する予定であることを明らかにしました。また今年の起工計画に同じく組み入れられている京唐(北京・唐山)高速専線の起工日は今年10月前後となる見込みです。
今年の起工計画には、北京と唐山、北京と張家口を結ぶ都市間鉄道のほか、北京と瀋陽を結ぶ客運専線も組み入れられています。このうち唐山と瀋陽に向かう列車は北京東駅から発車し、張家口に向かう列車は北京北駅から発車します。北京からさまざまな方向に構築される列車網には、時速250キロから350キロの高速列車が運行し、各都市間の所要時間は大きく短縮されることになります。北京から唐山へは30分、張家口へは1時間足らず、瀋陽へは3時間以内で着くことができます。これらの路線の建設期間は3、4年とされます。
さらに北京・天津・石家荘・唐山などの渤海地区の大都市間には今後、路線バスのように便利な鉄道網が建設されます。数十分間隔で時刻表通りに列車が運行され、始発や終電の時間も定められます。路線バスや地下鉄と同様の運行モデルが採用され、都市群の間での便利な交通が実現されます。
「人民網日本語版」より
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