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金融危機での中国の自動車市場

2009-04-14 11:27:18     cri    

 金融危機の影響を受けて、世界的な自動車メーカーはいずれも支出を切りつめていますが、今年の「上海モーターショー」への情熱は一向に衰えを見せていません。

 中国国際貿易促進委員会自動車産業分会の王侠副会長が明らかにしたところによりますと、今月22日に開幕する第13回上海モーターショーで、自動車メーカーが世界に先駆けて披露する新車は、前回より5車種多い13車種に上っています。また今回参加を予定しているメーカーは25カ国・地域の約1500社に上り、前回より200社多いです。こうしたことから、金融危機にあって、世界の自動車メーカーが中国市場を一層重視するようになったことや、中国市場への信頼感が一層高まったことがわかりました。

 ところで、中国とアメリカの自動車販売台数は第1四半期、中国の勝利に終わりました。両国の販売台数の差は約40万台と推定されています。現在の状況から見ますと、中国が今年、アメリカを超えて世界一の自動車市場となることは確実だということです。

 アメリカメーカー各社は最近、3月の月間販売台数を次々と発表しました。各社の販売台数はいずれも、前年同期より40%前後の大幅な下落となっています。アメリカ市場全体の販売台数は3月、前年同期を37%下回り、85万8千台にとどまり、6カ月連続で30%以上のダウンとなっています。

  

 中国側の販売台数はまだ統計中ですが、全国乗用車市場情報連合会議の秘書長は「販売台数が過去最高レベルとなることは間違いない」との見方を示しました。

 中国の自動車販売台数が金融危機の中、相変わらず高いということは、海外の自動車メーカーが中国の自動車市場、特に上海モーターショーを重視している理由となるでしょう。(04/10)

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