ここ数年、施正栄氏は中国の太陽光発電産業の発展の上で代表的な人物として、全国各地で講演を行い、太陽エネルギー発電が地球温暖化防止で果たす役割を伝えています。

　施正栄氏は「個人の力だけでは限界があるので、社会の力を使って環境保護活動に力を入れる必要があると思う。私は環境汚染についての情報を多く集めてきている。こういった情報を通じてより多くの人に環境保護の重要性を理解してもらうため、私は国内外で頻繁に後援を行っています」と述べました。

　2005年から、施正栄氏は自らの豊かな知識と企業が築いてきたこれまでの業績を背景に、この太陽エネルギー発電産業に疑問を抱く実業家を始め各界の人々の理解を得ることができ、太陽エネルギー発電産業を大きく発展させています。

　施正栄氏は「今、弊社は海外市場において成功を収めているが、国内市場においては発電コストの問題に直面している。今、太陽エネルギー発電コストは１キロワット当たり2.5元で、欧米市場において、このコストは火力発電と比べるとはるかに高いものだ。クリーンエネルギー産業は政府から多額の補助金が出るため、企業側もこのコストで採算が取れている。しかし、中国国内市場において、政府から補助金が出ないため、コストが無く、市場競争力を持っていない」と紹介しました。

　そこで施正栄氏が率いる尚徳電力株式有限公司は太陽エネルギーでの発電コストを下げるため、この2年で、12億ドルを投入し、材料コストを引き下げて、太陽エネルギーその普及を図っています。また、尚徳電力株式有限公司は今後5年で太陽エネルギーによる発電コストを１キロワットアワー当たり1元まで引き下げようと目指しています。

　現在、クリーンエネルギー技術が発展途上国でも受け入れる価格で普及できるが全世界が持続可能な発展の鍵を握ると訪れています。

　施正栄氏は「世界的な経済危機は太陽エネルギー産業にとって脅威ではなく、むしろチャンスだと思う。経済危機に伴い、原料費と人件費が大幅に下がり、太陽エネルギーによる発電コストも大幅に　　　。「１キロワットアワーあたり１元」という目標は３年から5年のうちに実現することができるだろう」と述べました。

　この目標を達成するため、尚徳電力は技術研究と開発に力を入れいます。施正栄氏は「中国の人たちに一日も早く太陽エネルギーという環境にやさしいエネルギーに普及するよう、全力を尽くしている」と述べました。