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足裏マッサージ

2009-06-26 11:43:47     cri    

 中国は4000年の歴史を持つ古い国です。ここに暮らす人々は素晴らしい古代文明を作り、独特な健康法と養成法を創造しました。これらの古代から伝承されてきた健康法は日々、さまざまなストレスを受けながら暮らしている現代人の心と体を癒しています。

 5000年の歴史を有する東洋医学では、足には身体の各器官の変化を知らせる神経反射区が集中してあるとされています。ですから、足に適度の刺激を与えると新鮮な血液が全身をくまなく循環するようになります。足が血液を上半身に送り返すポンプの動きをするので、「足は第2の心臓」ともいわれています。今日の中国健康の旅は中国の独特な養生法・足裏マッサージについてお話しましょう。

 中国では足裏マッサージは足だけでなく、心や身体をリラックスさせます。中国中医薬大学の曲黎敏教授は「西洋人は全身の入浴を大事にし、中国人は足裏のマッサージを大事にします。この生活習慣の違いは飲食文化の違いを反映しています。西洋人は肉をいっぱい食べるので体臭もきつくなります。入浴や香水を使ってはじめて、体臭を消すことができるのです」と述べました。

 東洋医学では肌も呼吸系統に属するもので、毎日、入浴し過ぎると肌の毛穴を無理やりに開かせるので、健康を害するとされています。

 足裏マッサージはどうして身体の健康に何の効用があるのでしょうか。実は、足の裏には全身と繋がっている「つぼ」があり、それを刺激することにより、「血液」「リンパ」の流れが活発になり、人間が本来持っている自然治癒力を高めることになります。また、足裏マッサージの時間は普通30分で最適です。少し汗が流れる程度はちょうどいいとされています。

 また、中国の医学書の中には四季と足裏マッサージの関係についても触れています。 春の足裏マッサージは身体の健康にとって一番いいです。気を保つことができるためです。夏の足裏マッサージは暑気あたりを治すことができます。秋の足裏マッサージは肺と腸を潤す作用があります。冬の足裏マッサージは下腹部を暖めるので身体によいだといわれています。要するに足裏マッサージは春夏秋冬いつでもその効果があるわけです。

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