漢方ではリンゴは寒性の食べ物ですが、体液の分泌を促し、肺を潤し、脾臓を補い、胃と心臓の動きを助けます。特に胃腸の動きを助け、便秘と下痢に効くということです。便秘と下痢にお悩みの方はどのように胃腸のバランスを整えていますか？

　リンゴには下痢止めと便秘の改善という二つの効果があります。というのも、リンゴにはタンニン酸やペクチン、食物繊維など物質が多く含まれているからです。加熱しないペクチンと食物繊維が働くと大便は柔らかくなり、便秘解消に効果があります。一方、下痢の場合では加熱したペクチンが水分と毒素を吸収して、便を固くします。だから、リンゴは便秘・下痢のどちらにもお勧めの果物です。専門家は便秘の患者に朝晩、空腹でリンゴ2個を食べ、下痢の患者に煮たリンゴを食べるようと勧めます。

　また、リンゴの中のタンニン酸は大便の水分を吸収し、下痢止めに効果があります。特に、下痢気味の赤ちゃんに症状の改善が見られたという報告もあります。（翻訳：huangjing）