「国連気候変動枠組み条約（UNFCCC）」のフィゲレス事務局長は3日、談話を発表し、中国が汚染物質の排出削減に払った努力を高く評価し、「新エネルギーの開発・利用で中国のけん引役に期待できる」と述べました。

　フィゲレス事務局長は中国代表団が開いた「気候変動ハイレベルフォーラム」で、「中国は今でも確かにけん引役としての役割を果たしている。工業革命以来、エネルギーを掌握する国々はいつも、けん引役を果たしてきた。イギリスは石炭、アメリカは石油。そして現在、新エネルギーの発展をリードし、人々に持続可能で健全な発展の空間を提供できる者が、世界のリーダー役を果たせる者だ。これは一つの国である可能性があり、一つのグループである可能性もあるが、この中には必ず中国が含まれるだろう」と述べました。

　ドーハ気候変動会議に参加する中国代表団団長の解振華国家発展改革委員会副主任は、「中国は一貫して環境保全と経済の協調、および持続的な発展を十分に重視してきた。今後も引き続き構造的な省エネを実施し、エネルギー利用率の向上を図り、クリーン・エネルギーの開発に力を入れていく」と述べました。（玉華、中原）

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